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松屋銀座で「美濃のラーメンどんぶり展」-横尾忠則さん、片桐仁さんら25人

田名網敬一さんがグラフィックデザインをした「ラーメン丼」と「レンゲ」

田名網敬一さんがグラフィックデザインをした「ラーメン丼」と「レンゲ」

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 松屋銀座(中央区銀座3)7階の「デザインギャラリー1953」で12月27日、第710回デザインギャラリー1953企画展「美濃のラーメンどんぶり展」が始まる。

横尾忠則さんがグラフィックデザインをした「ラーメン丼」と「レンゲ」

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 同催しは、美濃(岐阜県東濃西部)の陶磁器の産地としての「実態と魅力」を多くの人に伝えることを目的に、地元産業界や行政などから有志が集まって結成した「美濃のやきもの研究会」が主体となって企画したもの。

 「多くの人が手にした経験があり、その形状や色柄を明確にイメージできる『ラーメン丼』」をテーマにデザイン展を開催することで、美濃の焼き物に関心を持ってもらい、親しみを感じてもらうことを狙う。

 同館広報課の小笠原由佳さんは「美濃で作られる陶器の中には主に茶陶として珍重され文化財指定を受けるものも数多くあるが、残念ながら『誰もがよく知っている』『日常の器』ではない。一方、今や地方ごとにご当地ラーメンが考案され、老若男女を問わず、多くの人がごく日常的に口にする『国民食』になっている感のあるラーメンの丼の90%が美濃で生産されているということはほとんど知られていない」と話す。

 会場では、浅葉克己さん、佐藤晃一さん、佐野研二郎さん、祖父江慎さん、田名網敬一さん、仲條正義さん、永井一正さん、皆川明さん、森田恭通さん、横尾忠則さん、ラーメンズの片桐仁さんなど25人がグラフィックデザインをした「ラーメン丼」と「レンゲ」を展示する。

 「まずは、美濃の焼き物への親しみや関心を持っていただければ幸い。そして、デザインによって、ラーメンの味わいや食べる時の心理まで変わってくることを意識していただき、おのずと日常の食卓で使う器についても同じように意識を払い、選ぶ楽しさを感じていただけるようなきっかけになれば」と小笠原さん。

 開廊時間は10時~20時(31日は18時、1月2日は19時30分、最終日は17時まで)。1月1日は休廊。入場無料。来年1月26日まで。

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