プランタン銀座、9月に全館グランドオープン-過去最大の全面改装

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 プランタン銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-0077)は7月3日、今春から着手していた過去最大規模の全面改装を終えて9月14日にグランドオープンすると発表した。

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 総額20億円をかけて行う同店の改装対象は、モード館(別館)の地下1階と1階に入る「バナナ・リパブリック」を除く13フロア、全売り場面積16,500平方メートルのうち半分以上の8,900平方メートルにも及ぶ。改装面積、投資額ともに1984年の開店以来、最大規模。秋の同店グランドオープンでは、本館5階「ファッションフロア」、本館地下1階~1階「ファッション雑貨フロア」、地下2階「フーズフロア」、モード館5階「カルチャースクール」の計5フロアが全面改装される。

 今回の改装で注目を集めるのが、銀座エリアでは初の「ギャル系ファッションフロア」を展開する本館5階。10代~20代前半に圧倒的人気のマルキューファッションの代表格「セシルマクビー」「スライ」、セレブカジュアルの「ロイヤルパーティー」、ゴージャス系アクセサリーがメインの「ジャグラス」など約15ブランドが出店する。

 今回の同フロアの取り組みについて同店広報担当の村上薫さんは「シブヤのいわゆる『ギャル系ファッション』の需要は、銀座でも十分あると思う。ただ、シブヤそのままではなく、銀座らしくエレガントで上質を追求した内容になる。それがプランタンのお客様ではないかと考えている」と話す。コギャル世代と呼ばれる22歳~27歳をターゲットに、各ブランドは「銀座版大人カジュアル」バージョンで展開するという。

 同店はこれまで「ファッション雑貨」に強いと言われているが、今回の改装により雑貨・靴・アクセサリーの自主編集売り場を拡大し、現在の本館1階から地下1階までの2層フロアで展開する。「他の百貨店よりも売り場面積が小さい分、今まで納得できる品ぞろえができなかった。売り場拡大は念願だっただけに、意欲は十分」(村上さん)。

 靴売り場は地下1階へ移設して売り場を倍に広げ、新規で国内外15ブランドを加えた計40ブランドを展開。リーズナブルで人気の1万円以下の合成皮革シューズに加え、1万円台後半~2万円台の皮革シューズの取扱も強化するという。

 バック売り場は従来の10倍に拡大し、同店の中心顧客層であるOLが毎日の通勤バッグに使える2万~3万円台をメインした商品が中心に。機能性とファッション性を併せ持つ「セコイア」「レスポートサック」など国内外10ブランドを加えた計20ブランドを展開する。

 また1階と地下1階の各階では、同社バイヤーがヨーロッパや国内で買い付けた靴・バッグをメインとしたセレクトコーナーを新設。バッグは伊ブランド「ロベルト・パンカーニ」「ソフィア チー」、仏ブランド「エレナメイヤー」など3万~5万円の中心価格、靴はスペインブランド「シネラ」、伊ブランド「ファビオ・ルスコーニ」「マルティナ・エッレ」など1万円後半~3万円が中心価格の商品がそろう。

 アクセサリー売り場は従来の10倍に拡大し、地下1階で自主編集売り場「アクセソワール」を展開。毎日付け替えて楽しめる3,000円台~1万円台のファンシーアクセサリーを、ネックレスやピアスといったアイテム別に構成する。

プランタン銀座

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