アメリカのカジュアルブランド、アバクロンビー・アンド・フィッチ(本社=アメリカ・オハイオ州)は、2009年末までに同社初のアジア旗艦店を銀座に出店すると発表した。
アバクロンビー・アンド・フィッチは1892年ニューヨークで創業。当初はアウトドア関連商品を展開していたが、18歳~22歳をターゲットに据え、アイビールックを基にスポーツウエアにビンテージ感を加えた現在のヤングカジュアル路線を打ち出してからブランドとしての地位を確立。鍛え上げた体のモデルを登用したセクシーなイメージの広告でも知られる。日本にもファンが多く、日本出店が待たれていた。
同社はすでに日本で不動産業を展開する「PROD」と契約を結び出店場所を決める。店舗デザインなどはニューヨークを拠点に活躍、ニューヨーク、ロサンジェルス、ロンドンの同社旗艦店デザインを手がけたアナベル・セルドルフさんが担当する。
現在世界に362店舗を展開、今年3月には初のインターナショナルフラッグシップストアをロンドンにオープンした同社は、イタリア、フランス、ドイツ、デンマーク、スウェーデンなどにも出店を計画しており、海外進出を加速している。