松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)で10月11日、「銀座の若旦那が選ぶ『粋モノ』づくし」商品選定会が開催された。
「『粋モノ』づくし」は、和装小物店「銀座くのや」、子ども服「ギンザのサエグサ」、和装小物店「ぜん屋」、テーラー「壹番館洋服店」、「宝石専門店ミワ」、帽子専門店「銀座ボーグ」、ハンドバッグ店「銀座大黒屋」の銀座老舗7店の若旦那7人と、同店の男性バイヤーがコラボレーションし、「伝統ある技・店を支え、そして『銀座』を支え、世界にさまざまな『モノ・コト』を発信する新世代の『若旦那』に焦点をあて、彼らがこだわる『逸品』から銀座という街の価値とこだわりを発信」(同社)するもので、メーンターゲットは「こだわりを持ったライフスタイルを送る男性」。
今年8月から打ち合わせなどを重ね、、最終段階となった商品はスイスの時計工具専門メーカー「ベルジョン」とスイスのアーミーナイフと時計ブランド「ウェンガー」による時計工具付きポケットナイフ「ミナトー」や、バッファロー革を使用し1升瓶も入るという「ショルダーバッグ」、イギリスの紳士靴ブランド「チャーチ」の室内履きや、俳優のスティーブ・マックイーンさんも愛用するイギリスのメンズブランド「バラクータ」のジャンパーを基本に、形を現代風にアレンジした革ジャケット「スティーブ」や7.5センチと6.5センチ幅を用意したトラッドなネクタイ、シャンパングラス、日本酒やアルコールと合うスイーツなど多岐にわたる。
会場では、それぞれのアイテムについて素材、製造方法、裁縫など若旦那衆による細かいチェックが行われたほか、日本酒とスイーツの試食で歓談する姿も。
銀座くのやの菊池健容さんは商品について、「色使いをシンプルにしたほうが売り場作りや展開がしやすいのでは」とコメント。壹番館洋服店の渡邊新さんは「商品だけが浮き上がるのは面白くない。物だけの流通ではなく銀座としての空気感を含め提案したい」と意気込みを見せた。商品展開は10月31日から1階スペース・オブ・ギンザで。