プランタン(中央区銀座3、TEL 03-3567-0077)は、バレンタインデーに対する女性の意識調査結果を発表した。
今年で11回目となる同調査は、同店メールマガジンの会員対象にメールで実施されたもの。調査サンプルは女性448人。年齢層は18歳~65歳で、平均年齢は33.8歳。独身者が54%、既婚者が46%。
「本命チョコを用意する」は全体の66%で、チョコレートにかける平均予算は3,050円(昨年2,986円)。最高額は10,000円と昨年の15,000円を下回った。「義理チョコを用意する」は63%、平均予算は1,029円(昨年852円)と同調査開始以来、初の千円台を示した。平均個数は7.8個で最高個数は100個。そのほか「自分チョコを用意する」は41%と昨年まで3年続いた80%以上の高い数値を大きく下回る結果となった。平均予算は2,698円で最高金額は2万円。
購入予定チョコレートの条件には、「本命」1位=おいしい(32%)、同2位=相手の好みに合う(15%)、同3位=見栄えが良い(9%)と続き、「義理」1位=おいしい(28%)、同2位=見栄えが良い(16%)、同3位=安い(12%)の順。「本命」「義理」「自分」ともに1位をマークした「おいしい」が、「購入の最大のポイント」(同社)になった。
また、今回の調査から新しく項目に加わった「あなたにとって『愛』とはなんですか?」との問いでは、1位=恋愛(26%)、2位=家族愛(25%)が並んだ。「バレンタインデーはあなたにとってどんな日ですか?」の問いには、1位=彼やパートナーに愛情や感謝を伝える日(51%)、2位=お世話になった人へ感謝の気持ちを伝える日(18%)との結果から、同社は「身の回りへの感謝はもちろんのことだが、女性(サンプルの平均年齢=33歳)は『バレンタインデー』を『愛の日』として重要視している」とコメントしている。
バレンタインデー当日の過ごし方については、1位=一緒に食事する(54%)で、2位のチョコを渡すだけ(22%)を大きく上回り、「一緒の時間を過ごすことも期待しており、恋人同士や夫婦にとっては思い出を作るイベントの日であるようだ」(同社)と話す。
今回の調査結果では自分用チョコレートを用意する人が昨年から急減したことが目立った。背景には、日本でのチョコレート市場が成長、ヨーロッパブランドのショップが次々とオープンしたことで通年、チョコレートが楽しめるようになったことが挙げられる。「自分チョコを購入する機会が増えたことで、バレンタインは本来の『誰かに贈る(ギフト)』という考え方に戻りつつあるのかもしれない」(同社)という。
同店では1月22日から、地下2階洋菓子フロアと7階特設会場(2月8日から)でバレンタインフェアを開催する。
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