スワロフスキー(本社=オーストリア)は3月29日、世界初となる旗艦店「スワロフスキー 銀座」(中央区銀座8、TEL 03-3289-3700)を商業ビル「JEWEL BOX GINZA(ジュエルボックス銀座)」1階・2階にオープンした。
同店は、ファサードやインテリアを担当したデザイナーの吉岡徳仁さんによるデザインコセプト「クリスタル・フォレスト」をテーマに据え、「森を散策する」(同社)イメージを表現。特徴的な外観は、高さ8メートル・幅9メートルのウィンドー・ファサードにステンレススチール製のプリズムを数千個設置し、あらゆる動きや、朝の光、太陽、夜の街のネオンなどを取り込み「光と空間」を演出する。
2フロアで構成される同店の総面積は450平方メートル。白を基調とした明るい店内は、1階のエントランス部分に約5メートルのクリスタル製のシャンデリア「滝」が登場するほか、桜をモチーフにしたシャンデリアや、花や枝のクリスタルオブジェなどを装飾。2階には天井から1本ずつぶら下げられたクリスタルで「Shooting Star(流れ星)」を表現する吉岡さんのインスタレーションを展示。床の大理石や階段部にまでクリスタルを散りばめるなど、合計約3トン以上のクリスタルが用いられた。
取扱アイテムは、ジュエリー・ラインの「AVENUES of LIGHT」をテーマにした春夏コレクションや、ホームデコールラインの南国の鳥のオブジェ(126,000円)や蝶のオブジェ(15,750円)などのほか、ブライダル・コレクションでは、ステム(脚)部分に細かいクリスタルが入ったワイングラス(ペア=52,500円)、ろうそく立て(68,250円)、ティアラ(81,900円)など。日本初上陸のクチュール・ライン「ダニエルスワロフスキー」では、世界で6点しか販売されていないエイ革とへび革で作られた「exoticバッグ」(126万円)を販売するほか、クリスタルを使用したオーダーメードファッションの受注にも対応する。
同店限定アイテムに、同ブランドのシンボルであるスワンが4つ重なり、花の形のようにデザインされた「スワンフラワー」シリーズが登場。球形にスワンフラワーモチーフを切り抜いたデザインのロングペンダント「SIGNATURE(シグネチャー)」(200本限定=39,900円)や、ピンクをベースにシルバーのスワンフラワーモチーフを配したクリスタルメッシュのクラッチバッグ「SIGN(サイン)」(30個限定=126,000円)など。売れ行きは順調で、「すでに半分ほど売れいてる」(同社)という。
営業時間は11時~20時。
銀座に世界初「スワロフスキー」旗艦店-内装デザインは吉岡徳仁さん(銀座経済新聞)銀座に商業ビル「ジュエルボックス銀座」-飲食店はすべて銀座初出店(銀座経済新聞)スワロフスキーJEWEL BOX GINZA