松坂屋銀座がリニューアル-「ねんりん家」「MUJI」出店でにぎわう

1階に出店したバームクーヘンの行列店「ねんりん家」前のようす。約30人以上の列が長時間にわたって続いた

1階に出店したバームクーヘンの行列店「ねんりん家」前のようす。約30人以上の列が長時間にわたって続いた

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 松坂屋銀座店(中央区銀座6、TEL 03-3572-1111)は17年ぶりとなる改装を行い9月23日、リニューアルオープンを迎えた。オープン前の朝9時から約300人の客が列を作った。

松坂屋銀座店地下2階に出店した「MUJI」に日本初となる「MUJI LEG」コーナーが登場。

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 同リニューアルはJ・フロント リテイリング(銀座6)として初の改装プロジェクト。グループのノウハウを生かし、従来の重点顧客であるマチュア層(55~64歳)に加え、新たに銀座周辺オフィスで働く30代女性と銀座来街者を対象とした品ぞろえを強化する。

 今回の改装の見どころは、1階銀座通り側に出店したバームクーヘンの行列店「ねんりん家」。同店限定の「マウントバーム しょこら芽」(1本=840円)が販売されることから、約30人以上の列が長時間にわたって続いた。「マウンドバーム しっかり芽」(5山=7,875円)を買いに埼玉から訪れた女性は「オープン初日ということで遊びがてらやって来た。2つ購入し、1つは息子へのプレゼントにする」と話していた。

 1階フロアでは婦人用品・雑貨の売り場面積を約3倍に、アクセサリー売り場を約2倍以上に拡大、新規ブランドをそれぞれ導入したほか、中央通り側の窓にシースルーを採用したことで「銀座で働く女性たちが会社帰りにふらっと立ち寄りたくなる」(同社)売り場づくりを目指す。

 また、地下1階の食品売り場ではスイーツ11ブランド、ベーカリー1ブランド、総菜5ブランドが新規にオープン。デイリー対応を強化し、ランチや「ごほうびスイーツ」にも対応した。列が目立ったのは、ねんりん家の姉妹店のチーズケーキ専門店「白雪亭」とレーズンサンド専門店「陽なた堂」。軒を並べる両店は1号店で、同時にデビューを果たしたことから注目を集めた。白雪亭ではチーズロールケーキ(通常1本=1,260円、9月30日まで1本=800円)を、陽なた堂はレーズンサンド(1個=241円)を販売する。

 地下2階に出店した「MUJI銀座松坂屋」は、東京23区内で2番目の規模を誇る1,440平方メートルの大型店。都市型旗艦店の「MUJI」は、東京ミッドタウン・新宿に続く3店舗目で「無印良品のこれからを発信する」(同)。日本初となる「MUJI LEG」コーナーでは、靴下、靴、長靴、フットケア用品を販売。同店限定アイテムにはOLやビジネスマンを対象とした黒を基調とした「リブニーハイソックス」(630円)、「天竺編みソックス」(315円)などの靴下を用意する。

 そのほか、「かなりの人気商品」(同店売り場スタッフ)という「カラダにフィットするソファ」の新商品「カラダにフィットするソファ オットマンつき」(9月28日より発売開始)を限定で発売するほか、リラクゼーションをテーマに婦人インナーとスキンケア・アロマ関連のコーナーも初登場した。

 今回の改装で店頭効率の高い食品・婦人雑貨分野を中心に品ぞろえを刷新し、売り上げ・集客力の向上を狙うとともに、「銀座地区でのより確かな存在感を持つ百貨店を目指す」(同社)という。

 営業時間は10時30分~19時30分(地下2階~地上2階は20時まで)。

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