築地場外市場(中央区築地4)で5月4日(みどりの日)、毎年恒例の場外最大イベント「築地春祭り」が開催される。例年、場外参加店舗が自慢の「逸品」を通常の半値で販売するメーンイベント「半値市」を目当てに訪れる客も多く、相当数の来場者が見込まれる。
200メートル四方の土地に330店舗がひしめき合う築地場外市場。毎回長蛇の列をなす人気商品は、つきぢ松露築地新店の「玉子焼き 松露」(300円)やタレント・テリー伊藤さんの兄、通称アニー伊藤さんが経営する「丸武」の厚焼き玉子(大=300円)などで、「すぐに完売する」(築地食のまちづくり協議会事務局長代行、鹿川賢吾さん)。今年は、約300店舗が参加する。
当日はこのほか、マグロ中落ち(1盛=250円)、中とろ(750円)、アジ開き(5枚入り=500円)や、サーモン西京漬(4枚入り=500円)、粒うにビン入り(50グラム=370円)、日高昆布(500円)などの海産物や、うおがし銘茶の「くきほうじ茶」(100グラム×2個=315円)、すしのり(3帖入り=1,260円)、鶏胸正肉(1キロ=300円)などの青果、乾物、肉類などを半値で提供。庖丁鍛冶「有次」の「菜切包丁」(2,350円)や築地正本「ウロコ取り」(288円)などの刃物も対象品となる。
参加店の目印は、店頭に吊るす黄色のちょうちん。商品数には各店限りがあり、開始時間10時から売り切れるまでの「早い者勝ち」。一昨年のゴールデンウィーク中に開催した同市には、2万人以上が来場。「とんでもない人出だったので、今年もすごい人が予想される」と鹿川さん。
イベントに合わせ、波除稲荷神社(築地6)では同日、翌5日のこどもの日にちなみ「端午の節句祭」を開催。願い串(300円)に願い事を書き獅子殿に納め、鈴のおはらいを受けた先着100人に「菖蒲湯の菖蒲」と「特性のお守り」を進呈する。雨天決行。