創立130年を迎えた専修大学(千代田区)は創立記念日である9月16日、明治・大正時代の服装を着用した学生や学校関係者らが「専修大学発祥の地」(中央区銀座3)近くの築地川銀座公園に集まり、同大学神田キャンパス(千代田区)へ向けパレードを行った。
パレードは築地川銀座公園(築地1)から、晴海通り、昭和通り、鍛冶橋通り、永代通り、日比谷通りを越えて靖国通りから神田校舎までの約4キロの道のりで行われ、防空ずきんにもんぺ姿や、国民服、戦時中の看護士の格好など当時の服装に身を包んだ21人を含む総勢約80人が参加。国際フォーラム(千代田区丸の内3)、新丸の内ビル(丸の内1)、神田橋公園の3カ所でバトンタッチし、第1世代「創立期(明治前期)」から第2世代「旧制大学期(大正~昭和初期)」へ、そして第3世代「新制大学への復興期(戦中~戦後)」、第4世代「大学拡張期(昭和40~60年代)」へと順に校旗継承のリレーも行われた。
銀座の街中では、突如現れた「不思議なパレード」に足を止め見入る見物人や、時代を超えた姿に驚く若者などの姿が見られた。参加者は「130年の歴史を街の皆さんと一緒に感じてほしい」や「当時を懐かしんでいただければ」などと話していた。