銀座で伊島薫さん写真展-著名女優やモデル起用し「理想の死」を表現

小池栄子さんを起用しパチンコ店で「理想の死」を表現した作品

小池栄子さんを起用しパチンコ店で「理想の死」を表現した作品

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 銀座「BLD GALLERY(ビー・エル・ディー ギャラリー)」(中央区銀座2、TEL 03-5524-3903)は9月26日より、伊島薫さんの写真展「最後に見た風景-Landscapes with a Corpse」を開催する。

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 伊島薫さんは1954(昭和29)年生まれで京都出身。写真家として活躍する傍ら、ファッション、広告、ビデオクリップのディレクターなどを経て、現在は作家として活動を行う。同展では伊島さんが1993年から継続してきた女優やモデルを起用し、「理想の死」のロケーションや服装、死に方などを綿密にセッティングし撮影したプロジェクト「最後に見た風景-Landscapes with a Corpse」の近年の作品を紹介するもの。会場には小池栄子さん、黒木メイサさん、富永愛さんなどが死体姿として登場する約24作品が並ぶ。

 「『死』とは人間の『生』の一部である」と断言する伊島さんは同プロジェクトに取り組むうちに「自分自身が死を恐れていることを改めて自覚した」とし、「そしてその死の恐怖を克服するうえで、生きるためのより所として自分自身のための宗教が必要だった」とコメントしている。

 同ギャラリー担当者は「恐怖と紙一重に美しさが同居し、ジル・サンダーやアレキサンダー・マックイーンなどの有名ファッションブランドを身にまとったモデルの死体姿はまるで映画のワンシーンのようだ」と評価する。

 開廊時間は11時~19時。10月25日まで。

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