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銀座でフォーラム「編集者たちの見たGINZA」-人気誌編集者5人が登壇

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銀座でフォーラム「編集者たちの見たGINZA」-人気誌編集者5人が登壇

左より「家庭画報」小松庸子さん、「Grazia」温井明子さん、「STORY」山本由樹さん、「Hanako」北脇朝子さん、「BRUTUS」西田善太さん、東京画廊の山本豊津さん

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 銀座フェニックスプラザ(中央区銀座3)で10月30日、銀座デザインフォーラム「編集者たちの見たGINZA」が開催された。主催は銀座街づくり会議と銀座アート・エクステンション・スクール。

 プロムナード銀座2009の一環で行われた同フォーラム。150人の観客を前に「家庭画報」副編集長・小松庸子さん、「Grazia」編集長・温井明子さん、「STORY」編集長・山本由樹さん、「Hanako」編集長・北脇朝子さん、「BRUTUS」編集長・西田善太さんが登壇し、それぞれの目線や雑誌編集の過程で感じた独自の「銀座」について語り合った。司会進行は東京画廊の山本豊津さん。

 50年の歴史を持ち、2000年より11月号別冊で銀座を特集してき家庭画報。銀座の街と家庭画報を重ね合わせて紹介した小松さんは「栄光の歴史に甘んじ守りに入ってはいけない」とし、「伝統を受け継ぐほどに最先端を知る必要があり、伝統と革新を読者(来街者)も求めている」と話した。

 創刊14年目を迎えるGraziaは創刊当時、男性編集長であったこともあり「良妻賢母」の雑誌として誕生した。温井さんが編集長になってからは、属性に関係なく「かっこいい女性」に向けた編集方針へ変更。バブル時代を知らない「新30代」に向けた銀座特集を行う経験から、30代の女性は「職人」「手づくり」「本物」を追い求める傾向があることを挙げ、表参道では最先端の装いに身を包むとしっくりくるが、銀座の街ではそれが通用せず、「銀座でセンスの良い人」と言われる装いを選ぶのは30代にとっては難しい街だという特性からファッションを分析した。

 STORY編集長を務めて丸7年の男性編集長・山本さんは「女性は強い。読者のカップルを見ると親子?と思うほど女性が若く、男性が遅れをとっている。苦しみを男が背負っているのでは(笑)」と場内の笑いを誘い、「銀座で通っていた本屋が3軒閉店した。本を買って喫茶店へ行くのが好き。裏露地には古い銀座の顔が残っているのでなくしてほしくない」と銀座の変化に戸惑いの姿勢を見せた。

 マガジンハウス(銀座3)に勤める北脇さんと西田さん。北脇さんは1年半前に関西版「Hanako west」編集長から異動し、「売り上げ冊数を3倍に伸ばした功績の持ち主」と西田さんが紹介。「北脇さんが出演するのであれば」と同フォーラム参加に賛同したという西田さんは「祖父の代から銀座好き。大人になったらスエヒロのステーキを食べようと夢見ていた」という銀座通。西田さんは「歴史がある街なので改めて入るには入りにくい街かもしれない」としながらも、「親が主体となって子どもを連れて来られるようなイベントなどを10年ぐらい続けると、銀座が行きつけの街になるのでは」と提案した。

 司会の山本さんは「関西の人が見る銀座という視点は、新しい人、若い人が見る銀座の視点と似ているのでは」と問いかけると、北脇さんは「初心者が見る銀座は、街を素直に見て行くことで皮膚感や金銭感覚でとらえるリアルなスタンダードが見えてくる」「扉を1枚開けて知る銀座。深く知れば知るほど作法や人柄が見えてくる」と話した。

 「街自体が情報発信している銀座は変化する必要がない」(温井さん)、「街にはそれぞれの特性があり、若者の街、渋谷のように銀座が若者ばかりになっては困る。変わらないでいてほしい」(山田さん)、「3世代、4世代が通える街が銀座」(小松さん)、「ライフスタイル感覚で独自の銀座の楽しみ方を見つけられる」(北脇さん)、「変わらない街づくりには習慣が必要」(西田さん)と、それぞれが思う銀座についての見解を披露した。

 最後に山本さんは「銀座を形成した先人たちが商人であったということを覚えていてほしい。社長業と違うのは、どなたにでも声をかけるということ。銀座に来るお客さまをどう迎えるか、もう一度考え直す必要がある」と締めくくった。

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