プロントが銀座に新業態カジュアルビストロ1号店-「1.5等立地」狙う

解体された古民家材や長年ウイスキー熟成のために使用したたる材を再生利用したインテリアが特徴

解体された古民家材や長年ウイスキー熟成のために使用したたる材を再生利用したインテリアが特徴

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 プロントコーポレーション(港区)は3月16日、ウイスキーをメーンとした新業態のカジュアルビストロ「Di PUNTO(ディプント) 銀座三丁目店」(中央区銀座3、TEL 03-6226-3830)をオープンする。

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 サントリー(65%)とUCC上島珈琲(35%)が共同出資し、コーヒーショップ「PRONT」をFC展開する同社は、PRONTとしては出店が難しい小規模店舗の開発に乗り出す。新業態の出店場所は、目抜き通りや駅近くの立地を好むPRONTに対し、大通りから1本入った「1.5等立地」(同社)。働く女性をコアターゲットに据え、「おいしい食事と楽しいお酒を堪能しながらホッとひと息つける場所」を目指すという。

 店舗面積は約15坪。店内は、解体された古民家材や長年ウイスキー熟成のために使用したたる材を再生利用したぬくもりのある空間を演出。「友人に招かれたときのような気軽でリラックスできる食卓」をデザインコンセプトに据える。席数は30席。夜がメーンだが、近隣の就業者をターゲットにランチ営業も行う。

 ディナーメニューは「ひと手間加えた『家庭的な料理』」をテーマに、野菜やハーブを用いた「春のキャベツと桜えびのココット蒸し」(500円)、「ごろごろ野菜の蒸し焼きバーニャカウダ」(880円)などのココット料理や、「ベジベジピッツァ!」(780円)や「かぶと生姜の玄米おじや」(800円)などの女性向けメニューに力を入れる。

 ドリンクは、シングルモルトウイスキー「白州10年」をソーダで割ってミントを添えた「白州・森香るハイボール」(650円)や「ライムグリーン・ハイボール」「生姜のハイボール」(以上680円)など。

 ランチメニューは「たっぷりサラダランチ」、「ほうれん草とベーコンのペペロンチーノ」(以上、680円)などを用意し、日替わり総菜に自家製のパンを添えて提供する。

 銀座店オープンに先駆け、試用店として「Di PUNTO 神田店」を3カ月前から運営してきた。同社企画部新規事業部Di PUNTOマネジャーの坪井さんは「脱コーヒーショップを目指したプロトタイプとして立ち上げた。来店客の男女比は2対8で女性が中心。銀座店が正式1号店となるが、神田店も引き続き運営する」と話す。客単価は、ランチ=750円、ディナー=2,800円。月商480万円を目指す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時(土曜・日曜・祝日は18時まで)、ディナー=18時~24時。

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