有楽町に無料「だしカフェ」-味の素、20~30歳代女性ターゲットに開く

「和」をイメージした店内パース画像。店内奥に設けた窓からの採光で明るい空間となる

「和」をイメージした店内パース画像。店内奥に設けた窓からの採光で明るい空間となる

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 味の素は10月1日、有楽町交通会館にみそ汁や吸い物を無料で提供する「だしCafe」(千代田区有楽町2)をオープンする。

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 同店は、20~30歳代の女性の「だし」についての認知度を上げ、だし離れが進む若年女性がだしを取って料理を作る機会が増えることを目的にした同社初となる「だし」の情報発信スペース。ターゲットが多く集まる有楽町を出店先に選んだ。

 無料提供するのはコンブ、かつお節、煮干しで本格的に取っただしで作ったみそ汁(または吸い物)と小さめの塩おにぎり。汁物はお替わり自由だが、おにぎりは1人1個。愛知水産、えりも漁業協同組合、香深漁業協同組合、ヤマキなど9社が協賛し、本格的なだしで「うま味」や「だし」への啓蒙活動を行う。

 店舗面積は90平方メートル。「和」をイメージした店内には木材をふんだんに使用し、シンプルで明るい空間を演出。席数はカウンター席とテーブル席を合わせて32席を用意する。女性をコアターゲットに据えることから、10時~15時は女性専用となる。

 「料理の基本とも言える」だしを活用した料理教室も11月以降に予定し、京都・祇園「菊乃井」主人の村田吉弘さんや東京・築地「つきぢ田村」三代目店主の田村隆さんなどを講師に迎える。

 同社広報担当者は「売りにすぐに直結するとは考えていない。料理をする女性が減っているため手づくりの良さを感じていただければ」と話す。

 営業時間は10時~19時(オープン日は15時~)。火曜定休。

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