商業施設「銀座ベルビア館」(中央区銀座2)が11月5日、館内にある全飲食店でランチ割引サービスを展開し、同館入り口に割引ランチを利用しようと約60人が列を作った。
高級フレンチから丼、ラーメン店まで全16店舗が参加し、ペアでの利用客先着140組にランチメニューを半額で提供。ランチ利用の拡大を目的に今年6月から月1回開催し、館内POPやメール告知などで徐々に認知を拡大。行列ができるようになったのは「3回目くらいから」と、同施設を運営する「ららぽーとマネジメント」(千代田区)アーバン事業部の岩澤さん。
11時の開館を待って店頭に「一番乗り」したのは40代の主婦で、「前回食べられなかったという友人の話を聞き、張り切って9時20分から並んだ」と話す。そのほか「休みを取った」という友人同士や子連れなど、列の大部分を女性客が占めた。中には「毎月利用して今回で3回目」と話す大学生カップルの姿も。
人気を集めるのは、鉄板焼きフレンチ「ahill」のランチメニュー(2,000円)や、スペイン料理店「Casa Camaron」の粗びき肉のステーキコース(1,890円)など。羽根付きギョーザで知られる「ニーハオ」のギョーザとチャーハンセット(950円)、ラーメンダイニング「五行」の麺とご飯など3品のセット(1,200円、以上すべて2人分)なども割引価格で提供する。
次回開催は12月5日。日曜日開催に向け、岩澤さんは「普段は来られない人にも足を運んでもらいたい」と期待を寄せる。来年以降の開催は「検討中」で、「反響を見ながら判断したい」とも。