12月25日の閉店まで1カ月を切った西武有楽町店(千代田区有楽町2、TEL 03-3286-0111)で同1日、全館でスタートした最終売り尽くしセールに合わせ、ひと足早い「福袋」の販売が行われた。
同店は1984(昭和59)年に開業。国内外のファッション・インテリアブランドやレストランが入る情報発信拠点を目指し、1992年には売上高のピークを迎えた。1996年にファッション専門館へとリニューアルした後、2006年には化粧品からスポーツ用品まで複合的な「女性の美」をテーマにした「ビューティー館」を展開し、26年間にわたり営業を続けてきた。
赤字経営などを理由に閉店が決まり、今年9月から閉店セールを開催。「閉店ラストマンス」を迎える今月から、婦人コートや紳士ニットを2,600円で販売するなど「特別価格」の最終売り尽くしセールが始まった。
初日となったこの日、1階連絡通路では1カ月「前倒し」して福袋を販売。コートやマフラーなどのファッションアイテムに、「西銀座チャンスセンター」1番窓口で売り出した宝くじや、西武池袋本店・西武渋谷店で利用できるグルメチケットなどを組み合わせた福袋約600個を用意し、店頭にはオープン前から行列ができた。
広報の得丸真実子さんは「あと24日の営業を残すのみ。混雑が予想されるが、ご来店いただいた方に満足いただけるよう、サービスや安全性など最後の1日まで徹底してやっていきたい」と意気込みをみせる。セールは最終日まで続く。
営業時間は11時~20時30分(最終日は20時まで)。