銀座で初の「農業環境フォーラム」-ファーム・エイド銀座の一環で

屋外にはセレクトされた各地の農作物を販売する「Ginzaプチ・マルシェ」も出店する(写真=今年5月に開催した同イベントの様子)

屋外にはセレクトされた各地の農作物を販売する「Ginzaプチ・マルシェ」も出店する(写真=今年5月に開催した同イベントの様子)

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 銀座紙パルプ会館(中央区銀座3)で7月17日・18日、「都市・里山・奥山・海」をつなぐサスティナブルネットワークフェスタ「ファーム・エイド銀座2009」が開催される。主催は同イベント実行委員会とNPO法人銀座ミツバチプロジェクト。

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 テーマは「いのちでつながるおいしい生活」。18日の「農業環境フォーラム」では、環境や有機農業など各業界の一人者が一堂に会し、生物多様性を守る有機農業や環境保全型農業、おいしくて楽しい食の安全を広げていくことを目的に、「参加者も一緒になってとことん討論し、力を合わせて日本を立て直す作戦会議」(銀座ミツバチプロジェクト担当の田中章仁さん)を開くという。

 プログラムは、生物多様性農業支援センター理事長・原耕造さん、国際有機農業運動連盟(IFOAM)世界理事・郡山昌也さん、日本在来種みつばちの会会長・藤原誠太さん、メダカのがっこう理事長・中村陽子さんなどが活動報告を行う「人と自然とが共生する世界を実現するための活動報告」(10時~12時)や、環境分野で活躍する24人のゲストと一般参加者(200人)が8つのテーマで展開する「バズセッション」(14時30分~)、ソトコト編集長・小黒一三さんも参加する200人の大会議「G8セッション」(16時30分~)など。参加者には非売品の銀座産ハチミツ50グラムを進呈する。

 同イベント実行委員で写真家・川廷昌弘さんは「なかなかこれだけのキャスティングはできない」とアピール。田中さんは「参加者の皆さんにも参加いただき、『一緒に考えてみよう!』というこれまであまりなかった試み」としたうえで、「この銀座に生物の多様性と有機農業を志す仲間が集まり、先祖から受け継いでいるはずの『人と自然との共生』思想に立ち返り、日本をどう立て直すか、何を子孫に伝えるかを討論していきたい」と話す。

 会場では屋上で飼育するミツバチの見学会を開くほか、環境保全型農産物を中心に各地の農作物などをセレクト販売する「Ginzaプチ・マルシェ」(10時~17時)も出店する。農業環境フォーラムの参加費は一般=3,000円、学生=1,000円。ミツバチ見学会は一般=1,000円、小・中学生=500円。同イベントサイトで申し込みを受け付けている。

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