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キャパが捉えたヘミングウェイ-ライカ銀座で写真展、親交の深さ垣間見え

キャパが捉えたヘミングウェイ(Robert Capa © International Center of Photography/ Magnum Photos)

キャパが捉えたヘミングウェイ(Robert Capa © International Center of Photography/ Magnum Photos)

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 ライカ銀座店サロン(中央区銀座6、TEL 03-6215-7070)で現在、ヘミングウェイを捉えたロバート・キャパの写真展「Ernest Hemingway by Robert Capa」が開催されている。ライカカメラ社初の直営店「ライカ銀座店」5周年を記念して企画された。

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 ロバート・キャパは1913年ハンガリー生まれ。スペイン内戦中に撮影した、頭を撃たれて倒れる瞬間の兵士を捉えた作品で世界的に有名になり、第二次世界大戦では「ライフ」の特派写真家としてヨーロッパ戦線の重要な場面を撮影。1947年、アンリ・カルティエ=ブレッソン、デビット・シーモアらと世界的な写真家集団に発展する「マグナム・フォト」を設立した。1955年、インドシナ(現ベトナム)で撮影中に地雷に触れて死亡。

 キャパが撮影したアーネスト・ヘミングウェイを紹介する同展。「素顔」を捉えたモノクロ写真14点からは、スペイン内戦中に知り合ったという2人の親交の深さが垣間見える。キャパがインドシナで没した際に、ヘミングウェイがキャパの弟コーネル・キャパに送った手紙も併せて紹介する。

 ライカカメラジャパン担当者は5周年を振り返り、「これまで年4回程度、約20人の著名な作家の作品を紹介してきた。会期が長いのが特徴だが、1~2週間で終わってしまう写真ギャラリーが多い中リピーターの方も多い。今後も『ライカらしい』といわれる独特で素晴らしい作家や作品を展示していきたい」と話す。 

 営業時間は11時~19時。月曜定休。7月17日まで。

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