イルカやクジラなど正面から捉えた海中生物と「視線を合わせる」ことができる写真展「海獣たちとにらめっこ」が現在、リコーのフォトギャラリー「RING CUBE(リングキューブ)」(中央区銀座5、TEL 03-3289-1521)で開催されている。
撮影したのは、写真家の越智隆治(たかじ)さん。ダイビング経験本数5500本以上という越智さんは、与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリアでのホオジロザメなど水中で数多くの取材を経験。同展では会場全体を「海中」に見立て、越智さんが撮影したイルカやクジラなど約50点を一堂に紹介する。
RING CUBEの自主企画で、2009年「銀座どうぶつ園」、2010年「銀座鉄道」に続いて、リコー総合デザインセンターのデザイナーが、レイアウト、展示方法などの空間デザイン、DMデザインなどを担当した。「写真展の既成概念にとらわれない『体験型』の展示を」との思いで、会場ではクマノミの写真をブロックにしてつるしたり、コバンザメを等身大サイズでパネルにしたりと工夫を凝らす。会場内の撮影も可能。
RING CUBE広報担当者は「夏休みなので子どもの一緒に来てもらえれば。ダイビングが好きな人にも楽しめる内容。涼みに来てもらいたい」と来場を呼び掛ける。
開館時間は11時~20時(最終日は17時まで)。火曜定休。9月4日まで。