氷点下ビールなどを野外で提供するビール祭「アサヒビール オクトーバーフェスト 日比谷 秋の収穫祭2011」が9月15日、日比谷公園噴水広場で始まる。
オクトーバーフェストは、新しいビールの醸造シーズンの幕開けを祝う祭りとしてドイツを拠点に毎年10月に開催。最大規模はミュンヘン会場で、今年は9月17日~10月3日の17日間連続で実施。期間中は巨大テントや移動式遊園なども登場し、毎年650万人が来場する世界最大規模の祭りとして知られる。
アサヒビール(墨田区)では「ビールメーカーとして、ビールの飲酒文化を日本でも広めていきたい」(アサヒビールマーケティング第1部木村宏之さん)との思いで2005年から同祭を主催。会場ではビールのほかソーセージやサラダなども販売し、ドイツの音楽ライブも展開。昨年は3日間で7万8000人を動員するなど「日比谷公園の秋の風物詩」として、近隣のビジネスマンなどに親しまれてきた。
会場には、辛口のアサヒスーパードライを氷点下(マイナス2度~0度)で提供する「エクストラコールドバー」が登場。アサヒビールたる生や、同社が国内ライセンス契約を結ぶドイツビール「レーベンブロイ」と共に、各500円で販売する。そのほかソフトドリンクも提供。
料理は「チューリンガー」「ヴァイスヴルスト」「シンケンヴルシェン」などのソーセージ類、東京のブランド豚「東京X」を使ったサラダ(800円)やソテー、クリやサンマを盛り込んだ「収穫祭おつまみプレート」(1,000円)、ハム焼きなど。座席数は約1600席。
ステージでは、ヨーデル歌手ベロニカ・レンツさんと、ミュンヘンを拠点に活躍するバイエルン地方の民族音楽楽団「Top 4 plus」が登場し、ヨーデルの歌やダンスで「お祭り気分」を盛り上げる。
今年は会期を延長し、初めて休日にも開催。木村さんは「今年は残暑が厳しいこともあって、エクストラコールドバーの数も増やしている。楽しみにしていただいているビジネスマンだけでなく、観光客や家族連れなど幅広い人たちに開放的な空間を楽しんでもらいたい」と話す。
開催時間は17時~22時30分(土曜・日曜は11時30分~22時)。小雨決行、荒天時中止。入場無料。今月18日まで。