日本ミシュランタイヤ(千代田区富士見1)は11月29日、12月2日に発売する「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2012」に先駆け「星付き」レストラン292店を発表し、3つ星唯一の初登場店に「鮨 よしたけ」(中央区銀座8)が登場した。
昨年も話題を集めた「そのために旅行する価値がある卓越した料理」と称される「3つ星」を獲得したのは昨年より3店増えた17店。昨年のすし店「あら輝」(銀座5)に続き、今年は「鮨 よしたけ」(銀座8)が初登場で3つ星を獲得。銀座では星を維持した「あら輝」、和食「小十」(銀座8)、すし「すきやばし 次郎」(銀座4)、「鮨 水谷」(銀座8)、天ぷら「七丁目 京星」(銀座5)と、6店舗が最高ランクを獲得。銀座エリアの店舗が全体の約3割を占める結果となった。
「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」を提供する「2つ星」には57店がランクイン。銀座・築地からは「小十」の奥田透さんが8月に開いた「銀座奥田」(銀座5)、2009年に恵比寿から移転したフランス料理「カーエム」(銀座8)が初登場で2つ星を獲得。フレンチ「ベージュ アラン・デュカス」(銀座3)が2009年以来の1つ星から4年目で2つ星に「昇格」した。2つ星の座を保ったのは、和食「銀座 とよだ」(銀座7)、天ぷら「近藤」(銀座5)、すし「さわ田」(銀座5)、「鮨 かねさか」(銀座8)、ふぐ料理「つきじやまもと」(築地2)、和食「福樹」(銀座8)、「ふぐ 福治」(銀座5)の7店。福治では今月11日に食中毒が発生。現在は東京都の指示を待つかたちで休業中。公式ホームページには「原点に帰り、お客さまの信頼を取り戻すべく最大の努力をして参ります」とコメントを寄せている。
「そのカテゴリーで特においしい料理」の「1つ星」に選ばれたのは219店。銀座・築地・日比谷からは昨年の37店から32店へと店数を減らした。銀座から初登場したのは、昨年の銀座三越(銀座4)リニューアル時に日本初出店し、気鋭女性シェフ、アンドレ・ロジェさんが料理を手掛けることでも話題を集めた「レ ロジェ エギュスキロール」や、昨年8月にオープンした和食「ぎんざ 一ニ岐(いぶき)」(銀座2)、老舗ふぐ料理「治郎長(じろちょう)」(銀座5)、ブルガリ銀座タワーの直営イタリアン「ブルガリ イル・リストランテ」(銀座2)の4店舗。イタリアン「アルジェント Aso」(銀座3)、新和食「青空(はるたか)」(銀座8)が2つ星から1つ星になった。
価格は2,520円。発売は12月2日。