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アートフェア・美術誌など手掛ける麗人社、銀座に初の直営ギャラリー

白一色の真新しい展示スペース

白一色の真新しい展示スペース

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 国内外の展覧会の企画運営・出版などを手掛ける麗人社(大阪市北区)が1月11日、銀座6丁目に初の直営ギャラリー「REIJINSHA GALLERY(レイジンシャギャラリー)」(中央区銀座6、TEL 03-6215-6022)をオープンした。

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 麗人社は1993年、アート系雑誌の出版社に務めた野口和男さんが大阪で創立。国内外の展覧会の企画運営、海外のアートエキスポ、フェアへの参画や、美術書籍の出版事業などを展開。日本で活躍する作家を中心に日本画・洋画・工芸・彫刻・書の分野で約4000人のネットワークを持つ。

 同社初の直営ギャラリーでは、ネットワークのある作家を中心にジャンルレスで自主企画を展開。「これまでの雑誌や海外での展覧会などでは掲載料や出品料など作家に負担をかけるスタイルが主流だった」と野口さん。同ギャラリーでは「自分が面白いと思う作品を、自主企画という形で紹介したい」といい、新たに現代アートの若手作家の発掘にも力を入れる。

 場所は銀座6丁目の「みつわビル」地下1階のV字型ホワイトスペース。現在は同社が手掛ける美術誌「美術屋・百兵衛」とも連動し、こけら落としとして米在住作家・工藤村正さんの個展を開いている。「銀座での個展はアーティストにとっても『花道』。難しいことを考えずに、好きか嫌いかという自分の価値観で、いろいろな人に作品を見てもらいたい」(工藤さん)。今後は洋画家・三岸節子さん、谷口仙太郎さんらの展示が決まっている。

 銀座は「200近くの画廊が集まり、美術の中心地」と野口さん。「作品ジャンルや所属などにこだわりなく、見ていて飽きない、時代を超えていく作品を紹介したい」と意気込む。

 展示期間中の営業時間は11時~19時。日曜・月曜定休。「工藤村正 来日記念展」は2月10日まで。

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