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京橋にパティスリー「ルエールサンク」-仏修業帰りのパティシエ迎える

シェフパティシエの中山洋平さん

シェフパティシエの中山洋平さん

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 フランスで修業を積んだ中山洋平さんがシェフパティシエを務めるブーランジェリーパティスリー「ルエールサンク」(中央区京橋2、TEL 03-3538-3368)が4月23日、京橋にオープンした。

ガラス張りの明るい外観

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 経営はクリスタルインターナショナルグループ(神奈川県藤沢市)。神奈川県を中心にホテル、ウエディング事業を展開する同社では、昨年10月に銀座に結婚式場「セント・ラファエロチャペル銀座」(銀座5)をオープンして都内進出。ルエールサンクの構想は「都内にケーキやパンを手掛ける自社工房を」との思いがきっかけとなった。

 シェフパティシエを務める中山さんは、1979(昭和54)年東京生まれ。江東区のパン店「NAKAYA」の次男として生まれ、「幼いころからものづくりに親しんできた」。長男がパン店を継いだことからケーキの道を選び、製菓の専門学校を卒業後に国内のホテルなどでキャリアを積んだ後、同社に入社。2年パティシエを務めた後、「仏菓子の勉強がしたい」と渡仏。2年半にわたる修業を経て2010年に帰国し、銀座でパティスリーに務めていたところ、セント・ラファエロチャペルのオープンにあたってシェフパティシエに抜てきされた。

 「フランス滞在中に出合ったパティスリーでは、小さな店内にパン、ジャム、クッキー、コンフィズリー、ケーキが一堂に集まっていた」と中山さん。同店では「ランチなどの普段使いとしてパンを買い、たまには自分へのご褒美やプレゼントにケーキを買うような、気軽に立ち寄って、いろいろなシーンに合わせ使い勝手のいい店にしたい」との思いを実現。パン用、ケーキ用の機材を取りそろえた工房を含めた店舗面積は27坪で、うち路面部分7坪にショップスペースも併設した。

 場所は宝町駅近くの京橋2丁目。ガラス張りの明るい店内中央に大きなショーケースを置いて生菓子を並べ、周りの飾り棚にはパン、ジャム、焼き菓子をレイアウト。木目調の床と白壁の「明るくて優しい」内装で、「気軽に入って来られる店」を心掛ける。

 生菓子は季節によって種類を変えながら、常時25種類ほどをラインアップ。現在は、中山さんがフランス・サヴォア地方での修業時代に名産物として知って、「みずみずしさに衝撃を受けた」というブルーベリーのタルト「タルトレットミルティーユ」や、フランスのクラシックなチョコレートケーキの一つで、日本向けにジューシーさを加えたという「オペラ」(以上、480円)、グラスに入ったショートケーキ(540円)などを並べる。

 パンはクロワッサン(200円)、ブリオッシュ(210円~)、フランス産の粉を使ったセミハード系のパン(250円)など。点数は「常時25~30程度を置いて、週替わりで内容もどんどん変えていきたい」と中山さん。

 「女性を中心に、近くに働く会社員や散歩中の人などがターゲット。今後総菜系のメニューも充実させながら、昼ごはんを買いに来てもらえるようにしていきたい。毎日のぞける店として、訪れる度に発見のある店にできれば」と意気込む。 

 営業時間は8時~20時。日曜定休。

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