氷点下ビールなどを野外で提供するビール祭「アサヒビール オクトーバーフェスト 日比谷 秋の収穫祭2012」が9月6日、日比谷公園噴水広場で始まった。
ビールの醸造シーズンの幕開けを祝うドイツ・ミュンヘンのビール祭「オクトーバーフェスト」を模して、アサヒビール(墨田区)が主催。ドイツの民族音楽のライブ演奏の中で、同社ビールを提供するイベントとして昨年は3日間で12万人を動員。近隣のビジネスマンらに親しまれ、今年で8年目を迎える。
会場には、看板ビール「アサヒスーパードライ」をマイナス2度~0度で提供する「エクストラコールドバー」が登場。同社が今年4月から販売を開始した黒ビール「アサヒスーパードライ ドライブラック」もお目見えし、共に製造後3日以内のたるを工場から直送したという。同社が国内ライセンス契約を結ぶドイツビール「レーベンブロイ」も提供する。
席数は1600席で、ステージ前の特設テントのほか、噴水を囲むようにベンチをレイアウト。料理は香りが特徴の「チューリンガー」、白ソーセージ「ヴァイスヴルスト」、グリルの定番「シンケンヴルシェン」などのソーセージ類(3種盛り合わせで1,000円)を取りそろえ、ローストチキン、枝豆、ポテトフライなど5種を盛り合わせた「ビアグループセット」(4~5人分、3,000円)、茨城産豚肉を熟成させ、備長炭で焼き上げた「ハム焼き」(500円)なども用意する。
ステージでは、ヨーデル歌手ベロニカ・レンツさんと、ミュンヘンを拠点に活躍するバイエルン地方の民族音楽楽団「Top 4 plus」が今年も来日。ヨーデルの歌やダンスで「お祭り気分」を盛り上げる。
17時に開場した初日は、しばらく雨が続いて「昨年よりは客足は少なかった」と同社広報担当者。雨脚が弱まった20時ころから徐々に人が増え始め、満席の時間帯もあったという。会場ではステージ前テントを中心に、スーツ姿のビジネスマン、若者、外国人など幅広い男女が輪になって踊ったり歌ったりする様子も見られた。ステージからの呼び掛けに応え、ジョッキを手に全員で「乾杯」する一幕もあった。
開催時間は17時~22時30分(土曜は11時30分~22時)。小雨決行、荒天時中止。入場無料。今月8日まで。