IMF・世銀総会が10月9日にスタートし、ソニービル（中央区銀座5）前に設置された観光案内窓口（TEL 080-8732-1702）には連日多数の外国人利用客が足を運んでいる。

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　帝国ホテル（千代田区内幸町1）と東京国際フォーラム（丸の内3）をメーン会場に実施されている「国際通貨基金・世界銀行年次総会 2012」。14日までの期間中に188カ国から約2万人が参加すると言われ、銀座では街の魅力を紹介しようと、食事、バー、アート、歌舞伎など幅広い業態が一丸となって外国人向け企画に取り組んでいる。

　ソニービル前には外国人向け案内カウンターがお目見え。英語と中国語に堪能なスタッフが立ち、銀座を中心とした道案内、観光案内を行っている。

　スタッフを務めるのは、「銀座・ストリートガイド」に4年務めた金本さん、普段は会議などで中国語の通訳をしている橋本さんらで、「記憶」と「インターネット」を駆使して要望に応える。これまでの2日間で、初日約60人、2日目約80人が利用。利用客の「8割」が外国人で、夕方を過ぎるとネームプレートを下げたIMF・世銀総会関係者でにぎわうという。

　案内先はユニクロ、ハンズ、ラオックスなどの大型施設から、盆栽店、すし店など幅広く、「日本の伝統的なものを買いたい」という声が多い中、「コイを買って帰りたい」というアメリカ人の姿もあった。国籍はスペイン、ノルウェー、コスタリカ、ブラジル、アメリカなど幅広い。

　「まず相手の興味を聞いて、空き時間と予算を聞きながらおすすめするように気をつけている」と金本さん。中国語を話す橋本さんは「（IMF・世銀総会への中国欠席を受け）これまで中国語の利用者はいなかった」というが、「全世界の人に向けて、日本に来て良かったといい思い出を残してもらえるように頑張りたい」と笑顔を見せた。

　受付時間は11時～19時。10月14日まで。