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銀座に南高梅発祥の地から梅干し専門店-3粒1,200円の高級梅も

直径3~4センチという果肉の大きさも特徴

直径3~4センチという果肉の大きさも特徴

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 南高梅発祥の地・和歌山県みなべ町の梅干し専門店が11月15日、銀座5丁目に県外初の直営店「熊平の梅 東京銀座店」(中央区銀座5、TEL 03-6274-6033)をオープンした。

和風に仕上げた店内に梅干し・梅加工品をラインアップ

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 経営は井上梅干食品(和歌山県日高郡)。1941(昭和16)に井上熊平さんが創業した同社は、1987(昭和62)年に南部町に初の直営店を開設。自家農園を整備して観光農園を開設するほか、和歌山県を拠点に直営店3店舗を運営する。

 出店先は銀座5丁目の路面。和歌山県に本社を置く東洋精米機の持ちビルへの出店で、「先代の社長と東洋精米機の社長が同い年で、『梅干しとごはんはセット』ということでこれまでもお付き合いがあった。銀座のビルに空きが出たというお話を頂き、東京進出は先代の夢だったこともあって出店を決めた」(井上梅干食品取締役総務部長の花村裕美子さん)。

 店舗はバックヤードを含めて約10坪。店内は木材を多く使って和風に仕上げ、カウンター、壁面に梅干し、梅加工品などをラインアップ。「地場産業に貢献したい」と、今後は「冬ならみかん、春ならえんどう豆」と、季節ごとに和歌山県の特産品も並べる予定。

 南高梅は、大きな果実と熱くてやわらかい果肉が特徴の梅のトップブランド。同社では自家栽培のほか、みなべ町の地元農家から仕入れた南高梅を使って梅干しを製造・加工。店内には大きさや実の美しさなどから「特選A級」とランク付けされた梅を使った梅干しを並べ、完熟うめジャム(200グラム、420円)、梅肉ごま(130グラム、550円)、梅こぶ茶(100グラム、600円)など、梅・梅干しを使った加工品もそろえる。

 主力は塩分8%の「うす塩味梅 はちみつ入り」(120グラム、630円)で、「梅本来の風味と酸味を残しながらも食べやすく、食べ飽きしない味付け」だという。ほかに「特選A級品からさらに厳選した」梅を使った最高級ライン「んめ」(3粒1,200円)は「贈答用」に「おすすめ」とも。

 「おいしい梅干しは関西では知られているが、関東・東北ではまだ知らない方も多い。当店はアンテナショップ的な位置付けとして、まずは見て試してもらえれば」。

 営業時間は11時~20時。日曜・年末年始定休。

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