銀座エリアの商業施設で1月2日、一斉に初売りがスタートし、中央通りは買い物袋を抱えた来街者で賑わった。
アップル銀座が8時にオープンしたのを皮切りに、中央通りの初売り商戦が幕を開けた。晴海通りに添って大行列を作っていた銀座三越は9時に、松屋銀座は9時30分に相次いで開店。ほかに木村屋総本店、銀座いさみやなどの小売店でも来街者が列を作った。
お目当ては目玉商品などを詰め込んだ各店オリジナルの福袋。千葉在住の姉妹は、8時頃に銀座を訪れプランタン銀座の開店を待った。福袋を買うのは初めてだったと言い、「あまりの行列に驚いた。列を見たらお目当ての商品はもう手に入らないかと思っていたが、買えて嬉しい」と顔をほころばせた。
化粧品ブランド、ファッションブランド、雑貨店と3つの福袋を抱えた男性の姿もあった。「7時半から列にならんだ。妻と子どもに頼まれて」と男性。これから合流し、食事をして帰るという。
親子孫の3世代4人で買い物に訪れていた男性は、食器や子供服など気に入ったブランドの福袋を購入。「1月2日の初売りは、毎年の家族の恒例行事」と笑顔を見せた。
同日の銀座は朝から晴天に恵まれた。中央通りには、たくさんの袋を抱えて施設を「はしご」する人々や、地図を広げながらお目当ての店を探す人々、道端で休む人々など多くの買い物客で賑わっていた。