「無印良品 有楽町」(千代田区丸の内3)2階の「ATELIER MUJI(アトリエ ムジ)」で現在、「森はともだち 2 外あそび展」が開催されている。
来場者参加型の作品「ロープの森にも、春がきた」。来場者が好きな毛糸を選んで結ぶことで毛糸の葉っぱが増えていく
無印良品を展開する良品計画(豊島区東池袋4)は1995年から、新潟県・津南、岐阜県・南乗鞍、群馬県・カンパーニャ嬬恋で「そのままの自然をそのまま楽しむ、豊かな自然で誰かとともに過ごし、大切な何かを見つける場」としてキャンプ場を運営している。
同展は「森と人との共生について、より身近に再認識するきっかけとなるよう」企画した「森はともだち」展の第2弾として、「遊び」を介して「森の豊かさ」を紹介するもの。会場では、ドリームキャッチャー、鉱石ラジオ、押し花アート、バードコールなど、無印良品キャンプ場で開催されている「アウトドア教室」の参加者が作った品を中心に展示。壁面に描かれた森の機能や風景をかたどったイラストや、来場者が参加できる参加型の作品を含め約30点を展示している。
会期中、「究極の自然環境、南極大陸とその暮らし」と題したトークショーや、「木の実のマグネット作り」などのワークショップも開催。各イベントの参加申し込み方法などの詳細はホームページで確認できる。
同アトリエ、シニア・キュレーターの鈴木潤子さんは「当展は『学び』ではなく、『遊び』において森を友達のように感じていただき、森との共生を『自分ごと』として考えていただく機会になればと企画した」と話す。
「平日はビジネスパーソンや学生の方が多く、週末は家族連れや観光客の方も多くお越しになっている。子ども向けの絵本読み聞かせのイベントでは、週末だったこともあり多くの親子連れが来場し、気に入ったお子さんは連続で参加するなど、かなり好評だった」
「これから、屋外に出る機会が増える季節を迎える。『外遊び』は、森と友達になる一番の方法。展示やイベントを通じて、森や自然環境との関係性について何か心動くものが春の訪れとともに皆さまにも芽生えていただけたらうれしい」とも。
開場時間は10時~21時。入場無料。6月8日まで。