長野県のアンテナショップ銀座NAGANO(中央区銀座5)は12月6日~11日、国内有数のそばの産地である同県内の6種のそばを日替わりで味わえる「信州そばスペシャルウィーク」を開催する。
新品種の「信州ひすいそば」、柄の長い「投じ籠」に小盛りにしたそばを入れ、野菜やキノコ、鶏肉などの具をしょうゆ仕立てにした鍋に入れ、さっと湯がいて食べる「とうじそば」、木曽地域で採れる赤カブの葉や茎を乳酸菌で発酵させた「すんき」を使った「すんきそば」、山ゴボウとも呼ばれる山菜のオヤマボクチの葉から作った繊維をつなぎとして使った「富倉そば」、そばの束を5~6つ並べる「ぼっち盛り」と呼ばれる盛り方でも知られる「戸隠そば」などを提供する。
50代女性や60代男性の申し込みが多いほか、複数日に申し込む人もいるという。初日の「信州ひすいそば」は募集開始から約1週間で定員に達した。
同店イベント企画担当の島津豊さんは「『ひすいそば』は長野県が開発したオリジナル品種のそばでまだ希少価値が高く、原則として長野県外では提供しないというルールもあるので注目されたのでは」と話す。
「地元でそばを提供している方々が出張して腕を振るう今回の催しでは、都内ではなかなか食べられないそばが食べられる。そば打ちの実演や特産品の販売なども行うほか夜のプログラムでは名物料理や地酒も味わえるので、そばを通じて長野県の地元の方々と交流し、各地の魅力を知っていただければ」と呼び掛ける。
各日の提供時間・価格・定員などはホームページで確認できる。