日比谷公園(千代田区日比谷公園1)で4月2日・3日、「TOKYOダジャン祭り」が開催される。
「ダジャン祭り(水かけ祭り)」はミャンマー歴の正月にあたる4月に毎年行われる、上座部仏教の新年の祭り。ミャンマー各地では人々が1年の厄や汚れを洗い流すため、バケツや水鉄砲などで水を掛け合う。
東京での「ダジャン祭り」は、日本在住のミャンマー人が中心となって24年にわたって続けられており、25回目の今回は一般社団法人日本文化交流協会とビルマ民主化同盟の共催となる。
会場にはミャンマーカレーやガゾンユェ、モンティ、ラペッ・トウッなどのミャンマー料理を提供する屋台約25店が出展を予定するほか、ミャンマー関連ビジネスや交流支援活動の紹介などの展示ブース、ミャンマーの民芸品やダジャン祭りグッズなどを販売する物販ブースも設けられる。
ステージではダジャンの踊り、ミャンマーの伝統音楽や伝統舞踊、ミャンマー漫才などが披露される予定。
日本文化交流協会代表理事で東京ダジャン祭り実行委員会総合プロデューサーを務める関坂義昭さんは「歌や踊りもエキゾチックで大変魅力的なもので、既にプロやアマチュアのカメラマンの方たちも、格好の被写体と、当日を楽しみにされている」と話す。
「在日ミャンマー人の中には、半世紀にわたる軍事政権下で本国に帰れなかったり、難民となったりした人たちもいるが、3月10日にアウンサンスーチーさんたちの国民民主連盟(NLD)から民間初の大統領候補者名が発表され、新しい政権が4月から動き出す。今回の『ダジャン祭り』は各界からのお祝いを含めた賑(にぎ)わいになるかと思う」と話す。
開催時間は、4月2日=10時~18時、3日=10時~17時。入場無料。