築地場外市場が早くも年末恒例のにぎわいを見せている。
魚介類や肉類、青果物のほか、卵焼き・つくだ煮・練り製品・漬物・乾物・食器・調理器具などの専門店や飲食店が軒を並べる同市場。
NPO築地食のまちづくり協議会が運営する案内所「ぷらっと築地」(中央区築地4)マネジャーの山崎徳子さんによると、12月の前半に乾物・茶・のり・つくだ煮・練り製品など保存の利く食材の買い物をしながら、生鮮品の値段の相場の下見をする常連客もいるという。山崎さんは「今年はサケが不漁で塩ざけとイクラの入荷量が少なく高値が予想されているので、専門店での買い物が安心。マグロは、生マグロもお薦めだが冷凍品は価格が安定していて発送も可能なので買いやすいというメリットもある。事前に情報を集めて効率的に買い回りを楽しんでいただければ」とアドバイスする。
人出が一気に増えるのはクリスマスを過ぎた12月26日からで、29日と30日にピークを迎えるという。「早朝4時~5時ごろから店が開き出し、14時~15時ごろには店じまいするところが多い。迷子になったり同行者とはぐれたりする人も多いので、待ち合わせの約束はしっかりと。『ぷらっと築地』で提供するマップや情報も活用してほしい」と呼び掛ける。
「乗り物との接触やスリには十分に気を付けて」とも。