LIXIL(リクシル)ギャラリー(中央区京橋3)で現在、グループ展「金工のかたりべ」が開催されている。
同ギャラリーは2014年から、アートディレクターの清水敏男さん、金工作家の宮田亮平さん、建築家の伊東豊雄さん、隈研吾さんを監修に迎える企画展「クリエイションの未来展」を催している。
「金工のかたりべ」は「クリエイションの未来展」の第14回目という位置付け。現在、文化庁長官を務める宮田さんの監修の下、無形重要文化財保持者2人を含む金属工芸家11人の作品を展示する。
出展作家は相武常雄さん、飯野一朗さん、大角幸枝さん、尾崎悟さん、北村眞一さん、田中照一さん、中川衛さん、橋本真之さん、原典生さん、春山文典さん、宮田亮平さんで、会期を2期に分けて展示替えを行う。
宮田さんは「技法、流派、所属団体といった金工世界の枠を超えて独自のこだわりを持った作品群が一堂に会したら、いったいどんな化学反応が起こるだろうか。そんな期待と好奇心から今回の展示会を企画した」とコメントする。
「それぞれの金工物語を未来に語り継ぐ、いわば『かたり部』である作家たちの深くひたむきな『かたり』に静かに耳を傾けていただけたら幸い」とも。
開館時間は10時~18時。水曜と2月25日は休館。入場無料。第1期は2月13日まで。第2期は2月15日~3月20日。