ぎゃらりい秋華洞(中央区銀座6)で5月25日から、「美人画の系譜」が始まる。
「日本の伝統を受け継ぐ日本絵画」を、日本画と洋画の領域にまたがって取り扱う同ギャラリー。
今回は「美人画」をテーマに、喜多川歌麿、歌川国貞、小村雪岱(せったい)、伊東深水、鏑木清方、竹久夢二、甲斐庄楠音(かいのしょうただおと)といった、江戸時代~昭和の作家と、池永康晟(やすなり)さん、岡本東子(とうこ)さん、中原亜梨沙さんら現代の作家の掛け軸・浮世絵版画・肉筆画など15点を展示する。
同ギャラリー広報の山田亜紀子さんは「『東の清方、西の松園(しょうえん)』と称された近代美人画のブームも、昭和期に入り空白が続いた。今また、『平成美人画のトップランナー』とも言える池永さんを筆頭に個性豊かな美人画を描く作家が登場し、一つのカテゴリーが形成された感がある」と話す。
「展示品以外にもさまざまな作品を用意しているので、目当ての作家などがいれば気軽にスタッフに声を掛けていただければ」とも。
開催時間は10時~18時(初日は21時まで)。入場無料。6月4日まで。