読売新聞東京本社(千代田区)は4月17日、プランタン銀座隣に商業ビル「マロニエゲート」(中央区銀座2)を今秋オープンすると発表した。
同社は1971年まで、現在のプランタン銀座(中央区銀座3)の場所に本社を構えており、同ビルの敷地にも関連施設を所有していた。同ビル開業後のプロパティマネジメントは三菱地所ビルマネジメントが担当。
現在、銀座マロニエ通りには「ZOE銀座」や「MIKIMOTO Ginza2」などの商業ビル、「ボッテガ・ヴェネタ」「カルティエ」「シャネル」などが店舗を構え、ここ数年再開発が目立っている。
同ビルは地上12階、地下4階建てで、延べ床面積は約5,800坪。全面ガラス張りで、内装は「建物内の空間を1本の『樹』に見立て」、フロアごとにさまざまな表情を持つ共用部環境を提供。テナントには、銀座初進出となる「東急ハンズ」が5階~9階部分に約1,200坪で「自分環境・暮らし環境のクオリティアップ」を提案する新しいフラッグシップ店を構えるほか、「ユナイテッドアローズ」が原宿本店に次ぐ大きさの約236坪で地階から1階に展開。
そのほか、すでにオープンしている六本木の国立新美術館内と、6月に開店する代官山に続いて3店舗目となる「ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座(仮称)」が10階に出店するなど、銀座初出店を中心とした33店舗で構成される。ビル名は、銀座マロニエ通りの入り口にあることに加え、「新しい出会い・発見の『GATE(ゲート)』にしたいとの思いを込めた」(同社)という。
銀座、丸の内界隈のOLをはじめ「伝統的な『銀座らしさ』に憧れながらも、これからの銀座にふさわしい感性をも備えた大人の男女」をターゲットに、「新しいランドマークとして銀座のにぎわいづくりに寄与したい」(同社)としている。