「江戸歴史講座 第56回 怖いだけではすまない幽霊画の世界」が11月8日、千代田区立日比谷図書文化館(千代田区日比谷公園1)地下1階の日比谷コンベンションホール(大ホール)で開催される。
講師を務める安村敏信さんは、板橋区立美術館の学芸員として江戸時代美術史のユニークな展覧会の開催に携わった後、2005年から2013年まで同館の館長を務めた。「江戸絵画の非常識-近世絵画の定説をくつがえす」「線で読み解く日本の名画」など、多くの著書を著している。
菅原道真や崇徳上皇など、現世に未練を残した者が霊となって現れる逸話やその様子をイメージして描かれた、日本の文化としての幽霊画をテーマとする同講演会。
幽霊画成立までの歴史や妖怪と幽霊の違いなどについて解説し、円山応挙による美しく妖しい幽霊画や、夫婦の幽霊、男の幽霊、足のある幽霊など幽霊画の多様化を見る中で、日本人と幽霊の付き合い方を考える。
開催時間は19時~20時30分。参加費は1,000円ほか。定員は200人。