銀座経済新聞2008年上半期のPV（ページビュー）ランキング1位には「銀座に世界初『スワロフスキー』旗艦店－内装デザインは吉岡徳仁さん」が輝いた。人気のスワロフスキー「世界初」の旗艦店という点と、世界から認められるデザイナーの吉岡徳仁さんの組み合わせがPVを押し上げた。

　ランキングは今年1月1日～6月30日に配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもので、2位にはスワロフスキーが出店した「銀座に商業ビル『ジュエルボックス銀座』」、3位には「銀座・マロニエ通りにダイヤモンド『デビアス』アジア初の路面店」が続いた。上位10位のランキングは次の通り。

1. 銀座に世界初「スワロフスキー」旗艦店－内装デザインは吉岡徳仁さん（2/9）2. 銀座に商業ビル「ジュエルボックス銀座」－飲食店はすべて銀座初出店（3/12）3. 銀座・マロニエ通りにダイヤモンド「デビアス」アジア初の路面店（2/2）4. 新商業ビル「ギンザ・グラッセ」公開－ディーゼル旗艦店など14店舗（4/21）5. 三井不動産が新商業施設「ギンザ・グラッセ」－テナント14店発表（1/21）
6. 伊ディーゼル、「ギンザ・グラッセ」にアジア最大の旗艦店－限定アイテムも（1/22）
7. 日比谷で座禅－禅堂・リラクセーション・ヒーリング施設「スーハー東京」（2/7）
8. 銀座に「フランスのアパート」風セレクトショップ－ベイクルーズ（1/31）
9. 銀座ガスホール跡地に新商業ビル「gCUBE」－H&Mなど8店舗出店（6/11）
10. 銀座・数寄屋橋交差点の「旭屋書店」が閉店－43年の歴史に幕（4/28）

　ランキング上位では「デビアス」「ディーゼル」などの旗艦店出店の話題のほか、銀座エリアで多くの開発実績を持つ三井不動産が手がけ、オープン前から話題を集めた「ギンザ・グラッセ」や「ジュエルボックス」など、続々と誕生する商業施設に関する話題が人気を集めた。

　9位「銀座ガスホール跡地に新商業ビル『gCUBE』」のニュースは、6月11日の配信ながら短期間で多くのアクセスを記録した。ビルそのものの話題性に加え、スウェーデン発のカジュアル衣料チェーン「H&M」が日本初出店することが大きなインパクトを与えた。「H&M」は、同店に続き、11月には原宿への出店も決まっている。このビルの運営・管理も三井不動産が行う。

　10位「銀座・数寄屋橋交差点の『旭屋書店』が閉店－43年の歴史に幕」は、建て替えが進む銀座を象徴する話題だった。昨年10月に同ビルの所有が東芝不動産から東急不動産に移り、2009年12月の全面取り壊しが決定したことが閉店の背景にある。

　ランク外となったが、11位の記事は「銀座三越、1.8倍に増床－2010年秋、銀座地区最大の商業施設へ」。そのほかにも「ギンザコマツ」や「ザ・ギンザ本店」の建て替えも決まるなど、銀座では、既存大型施設の動きも活発化の様相を見せている。