銀座のギャラリーで韓国若手作家4人による写真展-著名評論家が推薦

8×10ホルダーに映画用16ミリフィルムを隙間なく貼付け撮影したパク・スンフンさんの作品「TEXTUS(織物)」

8×10ホルダーに映画用16ミリフィルムを隙間なく貼付け撮影したパク・スンフンさんの作品「TEXTUS(織物)」

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 銀座のギャラリー「ガーディアン・ガーデン」(中央区銀座7、TEL 03-5568-8818)で6月8日、韓国若手作家4人による写真展「4つの方法」展が始まった。

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 近隣アジア諸国の若い作家に注目する「アジアンフォトグラフィー」シリーズは1994年に始まり、今年は2年ぶり6回目の開催を迎える。参加作家は兪載學(ユー・ジェーハク)さん、金玉善(キム・オクソン)さん、朴昇勳(パク・スンフン)さん、權正峻(クォン・ジョンジュン)さんの4人。彼らを推薦した韓国写真評論家の金升坤(キム・スンコン)さんは「彼らは現在の韓国写真界を代表する作家ではない」としながらも、「皆しっかりとしたそれぞれの方法を確立している作家」と加える。

 会場には立体3作品を含む27作品を展示。手づくりのカメラに4×5のカラーネガを詰め、助手席と後部座席を取り払い、板を敷いた中古車に寝泊まりしながら風景と自分の内面がシンクロする場所と時間を探すユー・ジェーハクさんの風景写真、自身も国際結婚したキム・オクソンさんが国際結婚をしたカップルの生活空間の中で収めた一幕や、パク・スンフンさんがソウルの中心を流れる漢江の数十キロにわたる高水敷地の両岸に林立する高層アパート群を一年かけて撮影したフィルムのコマを切り取りパズルのように再構築した作品、丸い形のリンゴを6方向から撮影した写真を正六面体に貼ったクォン・ジョンジュンさんの立体作品などが並ぶ。

 同ギャラリー担当の鈴木さんは「デジタル化が進む中、大判カメラやフィルムで撮影する作家さんもいて、作品を見ると時間をかけて作り込んだことがよく分かる。これからカメラを始める人や若い作家さんなどにぜひ見ていただきたい」と話す。

 開催時間は12時~19時(水曜は20時30分まで)。日曜休廊。7月2日まで。

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