各都道府県のアンテナショップが集積する銀座エリアに今夏オープンする高知県のアンテナショップ「まるごと高知」の詳細が明らかになった。
当初7月にオープンを予定していた同店だが、「より良い店舗づくりを目指し」約1カ月遅れて8月21日のオープンを予定する同店。店名は官民協働で推進する高知県地産外商公社が公募し集まった4,731件の応募の中から、高知県高岡郡の山村信嗣さんの「まるごと高知」が選ばれた。「高知に行ったことがなくてもこの店に行けば高知のことが分かり高知に行ってみたくなる」(山村さん)が命名理由で、「高知のおいしいものを全部持ってきた」という意味も込められた。
店舗面積は143.77坪で、地下1階~地上2階の3フロア構成。地下1階は酒、工芸品の販売、観光情報発信のフロアで坂本龍馬グッズや県立牧野植物園のミュージアムグッズなどを販売・1階は農産物、加工食品等の食品販売のフロアで、清流・四万十川周辺特産品や柚子やショウガのドリンクや調味料をそろえる。レストランフロアとなる2階では定食や丼ものなどのランチ、新土佐料理や18蔵の日本酒を提供するディナー、発酵茶「碁石茶」やショウガを使ったドリンクなどを提供するカフェタイムを設ける。
女性を中心とした首都圏の幅広い年齢層をターゲットに据える。物産品の販売だけでなく、「文化や観光情報発信機能などにも力を入れる」ほか、建物の内装にはスギやヒノキなどの県産材を使用し、スタッフも高知県出身者や関係者を起用した。「名称の通り高知がまるごと詰まったアンテナショップ」と同店広報担当者。
営業時間は、物販=10時30分~20時、レストラン=11時30分~23時。オープン初日は10時~。