帝国ホテル地下に「食べられる」ツリー、高さ3メートル・英アーティストが制作

高さ3メートルの「食べられる」ツリー。一部が切り分け、皿に盛られている

高さ3メートルの「食べられる」ツリー。一部が切り分け、皿に盛られている

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 砂糖やマジパンなど「食べられる」素材でできた高さ約3メートルの大型クリスマスツリーが11月20日、帝国ホテル 東京(千代田区内幸町1、TEL 03-3504-1111)地下1階アーケードに登場した。

「食べられる」バイオリン

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 手がけたのは、イギリスを拠点に活躍するスイーツアーティストのミシェル・ウィボウさん。建築の学位取得後にロンドンのケーキ店を回りデコレーションとシュガークラフトの技術を身につけ、子どもや牛、豚などをモチーフにしたケーキ作品が話題に。2008年には料理技術を競う「世界料理オリンピック」で金賞を受賞するなど各国で高い評価を受ける。

 1923(大正12)年に国内初のアーケードとして誕生した帝国ホテルアーケードでは、クリスマス期間に合わせこれまでも写真やオブジェなどを展示する企画展を開催。「新しいお客さまにアーケードを訪れるきっかけにしてもらいたい」(同アーケード内「マユヤマジュエラー」取締役の繭山達也さん)と、ウィボウさんにクリスマスツリー制作を依頼した。

 全長約3メートルのツリーケーキはアーケードへと降りるらせん階段の中央にお目見え。下から上に向け大きさの異なる7ホールを円錐状に積み上げた「甘い」モミの木に、雪の結晶型オーナメントをちりばめたツリーは、ウィボウさんが2週間かけて仕上げた力作。「バイオリン」「城」などの小型作品も並べ、写実性の高さで知られるウィボウ作品の魅力を紹介する。

 各ショップの店頭には、日本人スイーツアーティスト20人が手がけた作品30点も展示。繭山さんは「国内アーティストの作品は、レリーフやスカートの裾など繊細な技術が見どころ」と話し、「作品を眺めながらアーケードを回遊してもらえれば」と期待を寄せる。

  開催時間は10時~19時(日曜・祝日は17時まで)。鑑賞無料。12月25日まで。

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