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銀座で視覚障害者が「街歩き」-情報インフラ整備に向けモニター実験

レシーバーが受信する音声情報に従い、数寄屋橋交差点を渡る被験者

レシーバーが受信する音声情報に従い、数寄屋橋交差点を渡る被験者

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 銀座・数寄屋橋交差点周辺で現在、視覚障害者を対象に「街歩き」実現へ向けた実証実験が実施されている。

銀座4丁目交差点方向に晴海通りを歩く

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 銀座エリアでは2007年より中央区、全銀座会、東京都建設局などが主催し、ICタグなどの技術を利用して、場所と情報をリンクさせた情報インフラ整備を推進する「東京ユビキタス計画・銀座」を展開。視覚障害者を対象にした実験は昨年に続き2度目で、今回から国土交通省が実施する「モビリティーサポートモデル事業」との共同事業に位置付ける。

 実験ルートは地下鉄銀座駅を出発し、晴海通り沿いから数寄屋橋交差点を渡り、ソニービル(中央区銀座5)を経由して銀座駅まで戻ってくる全長433メートル。同ルート上の鉄柱や地面など27カ所に無線マーカー・赤外線マーカーを配置し、被験者がポイントを経由するごとに音声情報を自動配信。被験者はレシーバーとヘッドホンを身に着け、道のりの特徴、周辺環境、信号までの距離などの情報を受けながら目的地を目指す。

 「交通量の多い場所は、普段一人では歩かない」という女性参加者は、実験でサポーターが同行する中、音声に従い最後はルートをほぼ一人で歩いた。実験後は「銀座には雑音が多く、車が予想外な動きをするなど危険」と話し、「横断歩道ではもう少し情報がほしい」などとアドバイス。「これまで慣れた場所に行く以外はガイドさんをお願いしてきた。(今回の装置は)もっとバージョンが上がれば利用したい」とも。

 前回の実験での「もっと街歩きも楽しみたい」という意見を踏まえ、今回は「不二家数寄屋橋店」「ソニービル」「銀座千疋屋」などの関連情報も付け加えた。「店舗情報は今後、お店の人がその日の『おすすめ』などを更新できるようにしていければ」と東京都都市整備局総務部調整担当課長の後藤和宏さん。

 実験は2月19日まで続く。29人の被験者が街歩きを体験し、実験結果は3月に国交省に報告する予定。

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