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ライカ銀座店でハービー山口さん作品展-活動40年の「ベスト版」

「Snowy Day」(1979年、ロンドン、©Herbie Yamaguchi)

「Snowy Day」(1979年、ロンドン、©Herbie Yamaguchi)

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 ライカ銀座店サロン(中央区銀座6、TEL 03-6215-7070)で現在、ライカ使いとしても知られる写真家・ハービー・山口さんの作品展「HIKARI」が開催されている。

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 山口さんは1950(昭和25)年、東京都出身。1973(昭和48)年に渡英し、舞台役者をする一方でパンクロックやニューウエーブのムーブメントに遭遇した。デビュー前のボーイ・ジョージさんとルームシェアをするなど、ロンドンの「最もエキサイティングだった時代」を体験しながら撮影した作品群が「生きたロンドンの姿」を捉えたものとして高く評価された。帰国後は福山雅治さん、桑田佳祐さん、山崎まさよしさんなどのCDジャケットや写真集などで活躍。モノクロのスナップ・ポートレートというスタイルで市井の人々にカメラを向け続ける。

 ライカを使うようになったのは32歳の時。同展では「強い思い入れがある」というライカの直営ギャラリーでの展示に向けて、過去40年間の作品群から「ベスト版」14点を自身でセレクトした。展示タイトル「HIKARI」は、「作品を見た人の心に希望の光がともり、生きるエネルギーを感じてもらえたら」との思いを込めたもの。

 作品は轍(わだち)や足あとの残るロンドンの雪景色が美しい「Snowy Day」(1979年)、パンクバンド「クラッシュ」のジョー・ストラマーさんと地下鉄で偶然出会った際の「Joe with a roll up」、ダイアナ元妃を捉えた「On the Way」 (以上、1980年)など。

 展示について、ライカカメラジャパン担当者は「点数は少ないが、まさにハービーさんの集大成の作品群。日本でも指折りのプリンター久保元幸さんが手掛けるモノクロプリントも見どころ」と話す。

 営業時間は11時~19時(1月3日は17時まで)。月曜定休。12月30日~1月2日は臨時休業。3月18日まで。

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