東京国際フォーラム(千代田区丸の内3)で10月4日、体操の内村航平選手や水泳の鈴木聡美選手などのメダリスト約30人が参加して、ロンドンオリンピックの映像を音楽とともに振り返る「オリンピックコンサート2012」が開催される。
主催は日本オリンピック委員会(以下JOC)で、「文化的な切り口でオリンピックの精神を伝える」狙いで1997年に初開催。昨年は震災チャリティーとして実施した。
16回目を迎えた今年は、初めて「ディズニー・オン・クラシック」を手掛ける制作会社ハーモニージャパン(渋谷区)がプロデュースに参画。クラシックをより若い層に波及させようと、ポップスのような照明演出やソリストの出演など内容を刷新。「応援をありがとう!感動をありがとう!」をテーマに、ロンドンオリンピックでの選手の姿、声援を送った人々の映像とフルオーケストラによる演奏で、「アスリートたちの勇気と希望のドラマ」を表現する。
プログラムはクラシック、映画音楽、ポップスなどで構成。ボーカルはアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」主題歌を歌った高橋洋子さんや、8月にメジャーデビューした男性ボーカルグループ「Le Velvets(ル ヴェルヴェッツ)」が担当。藤岡幸夫さん指揮の下、東京フィルハーモニー交響楽団がオーケストラを演奏する。
会場には、体操、水泳、ウエートリフティング、卓球、柔道などから約30人のメダリストが登場予定。ロンドンオリンピックを振り返りながら、「応援ありがとう」の気持ちを伝えるという。
曲目は、「ツァラトゥストラはかく語りき」より導入部、ベートーベン交響曲第九番より「第九~歓喜の歌~」、映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」からの曲目、「残酷な天使のテーゼ」など。
「オリンピックという最高の舞台で夢の頂点を目指すアスリートたち、彼らに希望を託す世界中の人たちの声援…。ロンドンオリンピックでの感動的なシーンと、魂をゆさぶる迫力のフルオーケストラの音楽が共演する唯一無二のコンサート。全てのスポーツファン、全ての音楽ファンにお届けできれば」(プロデューサー日下部勝徳さん、薬師寺毅さん)。
開場は18時。入場料は、S席=6,000円、A席=4,500円、B席=3,000円。