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銀座に「ノリタケ」直営店-カジュアルから最高級食器まで1000点

モノトーンの内装にノーンチャイナの置物などを展示する店内

モノトーンの内装にノーンチャイナの置物などを展示する店内

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 ノリタケカンパニーリミテド(名古屋市西区)は10月11日、銀座に直営店「ノリタケ銀座店」(中央区銀座3、TEL 03-3567-6121)をオープンした。

カジュアルライン「シェールブラン」紹介コーナー

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 同社は名古屋市を拠点にした高級陶磁器・砥石(といし)メーカー。日本で初めて高級洋食器を生産・輸出した日本陶器を前身に、1904(明治37)年に森村市左衛門が創業。1914(大正3)年には日本初のディナーセットを完成させ、「ノリタケチャイナ」の名で世界中に知られるブランドへと成長した。1939(昭和14)年には工業用研削砥石の製造と販売を開始。国内最大級の研削研磨メーカーとしても知られる。

 バブル崩壊以降は、高級洋食器業界全体の市場落ち込みを背景に国内外の工場を集約するなど食器事業を再編してきた。昨年10月には、「鑑賞価値」「資産価値」のある商品作りを目指す最高級シリーズ「マスターピースコレクション(MPC)」を発表し、今年2月には普段使いできるカジュアル食器シリーズ「シェールブラン」の販売も始めた。

 「ブランドの高揚と業績の回復を図りたい」との思いで、同店では両シリーズを中心に「100年以上の歴史の中で培った技術をもとに作った商品」を一堂に紹介する。場所は松屋通り沿いの文祥堂ビル2階で、モノトーンを基調にした約108坪の店内にMPCやボーンチャイナの置物を展示。「高級感」を演出した空間に、1000点以上の商品を取りそろえる。

 取り扱うのはMPC、シェールブランに加え、高級ディナーセット、高級陶磁器商品、ギフト好適品などテーブルウエア全般。「ショールーム」機能も兼ねてホテル&レストラン向けの業務用商品もラインアップ。大倉陶園の洋食器、陶磁器商品も扱い、今後は銀座店限定商品の企画も予定する。

「(同社は)高い品質のものをつくるメーカーであると自負している」と、同店フロアマネジャーの姫井まなさん。「それをできるだけ多くの方に伝え、認めていただき、ノリタケの商品をより使ってもらえるようになれば。今後も皆さんに喜ばれるものを提案していきたい」と話す。

 営業時間は11時~19時30分。

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