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歌舞伎座が3年の工事終え竣工式-「胸が高鳴る」と藤十郎さん

神事会場となった歌舞伎座タワー29階

神事会場となった歌舞伎座タワー29階

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 歌舞伎座に歌舞伎座タワーを併設する「GINZA KABUKIZA」(中央区銀座4)で2月26日、タワー最上階に松竹関係者、歌舞伎座関係者らを集めて竣工式が行われた。

歌舞伎座に高層ビルを併設した「GINZA KABUKIZA」外観

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 「GINZA KABUKIZA」は第5期歌舞伎座となる劇場部分に、29階建ての高層ビルを併設した複合施設。隈研吾建築都市設計事務所(港区)と三菱地所(千代田区)が共同設計し、第4期歌舞伎座のデザインを継承しながら、東銀座駅に直結し、舞台装置や耐震構造などに先端技術を導入した施設として設計された。

 2010年4月の歌舞伎座閉場以来、3年の工事期間を経て完成を迎えた同施設。同日にはタワー最上階に祭壇を設けて鐵砲洲稲荷神社による神事を実施。歌舞伎座の大谷信義社長、松竹の迫本淳一社長、日本俳優協会会長で人間国宝の坂田藤十郎さんなど約120人が参列した。

 神事後の祝賀会で、大谷社長は「新劇場によって歌舞伎がさらに末永く存続し、地域とともに発展していければ」とあいさつ。藤十郎さんは「歌舞伎座は歌舞伎役者にとって特別な劇場。真新しい舞台に間もなく立てると思うと胸が高鳴る」と話し、4月2日に初日を迎えるこけら落とし公演を目前に「劇場にふさわしい立派な舞台をお目にかけたい」と意気込みを語った。

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