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シャネル銀座で旅の記録写真展-思いに駆られシルクロード横断

出展作品の一部

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 シャネル銀座(中央区銀座3)4階のシャネル・ネクサス・ホールで現在、「フィリップ ヴァレリー写真展~いくつもの夜をこえて~ヨーロッパ発、絹の道、そして日本へ」が開催されている。

フィリップ ヴァレリー写真展会場風景

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 ヴァレリーさんはフランスのマルセイユ生まれのビジネスマンであり写真家。在大阪フランス総領事館での勤務経験もある。

 パリで安定した生活を送っていたが、シルクロードを踏破したいという思いに駆られ、1998年8月~2000年10月の約2年間にわたりシルクロードを徒歩で横断。その間に訪れた国はセルビア、トルコ、グルジア、アルメニア、イラン、ウズベキスタン、タジキスタン、アフガニスタン、中国など16カ国に及んだ。

 同展ではヴァレリーさんの旅の記録のほか、約10年滞在した日本の風景など44点を展示。

 シャネルのコーポレートイメージ担当者は「ビジネスマンとして順調なキャリアを歩んでいたヴァレリーさんをシルクロードへの困難な旅に送り出したのは、『アジアに行って、衣服や食習慣など、先祖からの伝統を守っている人々に会いたい』という強い思いだった」と話す。

 「今回のヴァレリーさんの展示は、知名度の高さとは別の観点から開催を決めた。今後も、これからの活躍を期待されるアーティストや、まだそれほど名前を知られていないアーティストにもスポットを当てていきたい」とも。

 開館時間は12時~20時。入場無料。7月17日まで。

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