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「復興バー」が銀座に期間限定で再出店-「共に歩む」をコンセプトに

ISHINOMAKI 2.0代表理事の松村豪太さん(前列左)。昨年の復興バー銀座店の前で

ISHINOMAKI 2.0代表理事の松村豪太さん(前列左)。昨年の復興バー銀座店の前で

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 宮城県石巻市で営業する「復興バー」の銀座店「復興バー@銀座」(中央区銀座7)が6月13日、オープンする。

昨年の復興バー銀座店の店内の様子

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 運営は一般社団法人ISHINOMAKI 2.0(宮城県石巻市)。2011年6月、「東日本大震災を経験した石巻というまちを、震災前の状況に戻すのではなく、新しいまちへとバージョンアップさせるために」というコンセプトで設立され、2012年2月に一般社団法人となった。

 同バーが銀座で営業をするのは昨年に続いて2回目。昨年は毎日平均60人、多い日には100人を超える客が来店。フェイスブックページで公募し、復興に関するさまざまなテーマを掲げた「一日マスター」を囲んで連日にぎわいを見せ、当初の1カ月の予定を1週間延長して営業した。今年は場所が変わり、銀座7丁目の虎屋銀座ビル地下1階と1階での営業。7月19日までの期間限定営業となる。

 昨年は「一日マスター」を希望者の先着順で決めて行ったため枠のほとんどが3日間で埋まってしまったが、今年は先着順ではなく今月16日から22日まで同店のフェイスブックページで希望者を募っている。

 今年のコンセプトは「共に歩む」。ISHINOMAKI 2.0代表理事の松村豪太さんは「未曽有の大災害から3年がたったが、まだまだ復興への道は険しい。これから復興のために共に歩むことが必要であり、また、この震災を契機に共に歩むことの素晴らしさ、楽しさを僕自身も含めて多くの人が知ることができたらと思う。そうした理由からコンセプトを設定した」と話す。

 今年は銀座の飲食店やアンテナショップとのコラボレーション企画も行い、毎週土曜日の日中はさまざまなテーマごとに被災地の現状を伝えるトークライブを開く予定。

 「店舗にとどまらず銀座の街に開く形で復興バーの活動を発信することを企図している」と松村さん。「日常では得られない出会いを楽しんでいただきたい。今、東北で起きていることの楽しさ、新しさを知っていただければ」とも。

 営業時間は17時~22時(土曜は 14時~)。日曜定休。

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