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京橋でミュージカル映画のポスター展-和田誠さんのコレクションを中心に

ミュージカル映画「雨に唄えば」のオリジナルポスター-「ミュージカル映画の世界 ポスターでみる映画史Part2」

ミュージカル映画「雨に唄えば」のオリジナルポスター-「ミュージカル映画の世界 ポスターでみる映画史Part2」

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 東京国立近代美術館フィルムセンター(中央区京橋3)7階展示室で1月6日、展覧会「ミュージカル映画の世界 ポスターでみる映画史Part2」が始まった。

ミュージカル映画「キャバレー」のオリジナルポスター-「ミュージカル映画の世界 ポスターでみる映画史Part2」

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 ハリウッドの「ミュージカル映画」のポスターに焦点を当てる同展では、「バンド・ワゴン」「アニーよ銃を取れ」「巴里(パリ)のアメリカ人」「雨に唄えば」「足ながおじさん」「パリの恋人」「ハロー・ドリー」「キャバレー」など、1930年代から70年代にかけて製作されたミュージカル映画のポスター54点のほか、日本での公開時に試写会で配布された「プレスシート」30点、スチール写真約20点などを展示する。

 タップダンスの名手として知られるフレッド・アステアを生んだ戦前のRKO社のミュージカルからジーン・ケリーらとともに1950年代に黄金期を迎えたMGM社の作品群、1960年代以降の大作路線とほぼ公開の年代順に並べられたポスターを手がかりにミュージカル映画の系譜をたどる。

 展示ポスターのほとんどは、米国での公開時に作られたオリジナルの英語版。全54点のうち39点は著名なイラストレーター・デザイナーであり、自身も「麻雀放浪記」などの映画の監督も手掛けてきた和田誠さんのコレクションで、今回が初公開となる。ほかにミュージカル映画ポスターの「名コレクター」として知られる大山恭彦さんのコレクション15点を展示する。

 同センター主任研究員の岡田秀則さんは「和田さんが映画史に関して卓越した知識を有する方であることは知っていたが、これほどの映画ポスターのコレクションをお持ちだということを知ったのは2年ほど前のこと。『是非に』とお願いして、今回の展覧会開催に至った」と話す。

 「ミュージカル映画は、『踊り』『歌』『演技』と3つの要素を備え、ハリウッド映画の絶頂期を支えた一つのジャンル。この展覧会がミュージカル映画の素晴らしさに触れるきっかけになればうれしい」とも。

 2月14日には映画評論家の小藤田千栄子さん、3月14日には和田誠さんのトークイベントも開く予定。

 開催時間は11時~18時30分。月曜休み。入場料は一般210円ほか。3月29日まで。

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