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日比谷図書文化館で「花の宮廷画家」の展示 前後期で144点

「ルドゥーテ『美花選(びかせん)』展」で展示の「バラ」(所蔵:コノサーズ・コレクション東京)

「ルドゥーテ『美花選(びかせん)』展」で展示の「バラ」(所蔵:コノサーズ・コレクション東京)

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 千代田区立日比谷図書文化館(千代田区日比谷公園1、TEL 03-3502-3340) 1階特別展示室で4月18日、「特別展 マリーアントワネット、ジョゼフィーヌに使えた宮廷画家 ルドゥーテ『美花選(びかせん)』展」が始まる。

「ルドゥーテ『美花選(びかせん)』展」で展示される「チューリップ」(所蔵:コノサーズ・コレクション東京)

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 ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテはベルギー生まれの宮廷画家。

 フランス革命動乱期にマリー・アントワネットやナポレオン皇妃ジョゼフィーヌに仕え、点刻彫版による多色刷り銅版画という技法で、バラをはじめとするさまざまな植物を描いた。その作品は緻密で「繊細優美」な芸術作品であるとともに、その科学的な正確さから植物学上も貴重な資料となっている。

 同展では、ルドゥーテの作品集「美花選」に収録された色とりどりの花や、ブーケ、果物などの作品を会期前半と後半で各90点、計144点を紹介するほか、肉筆作品2点や図譜、資料なども展示する。

 毎週土曜・日曜の13時と15時からは「美花選」をモチーフに装飾されたチェンバロによる演奏を披露するほか、会期中にはギャラリートークやワークショップなどの関連イベントも開催する。

 開室時間は10時~20時(土曜は19時まで、日曜・祝日は17時まで)。4月20日、5月18日、6月15日は休館。観覧料は一般300円ほか。6月19日まで。

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