築地本願寺で「東京ボーズコレクション」-各派僧侶が宗派超え法要

8宗派の僧侶が「散華」(さんげ)を空中に散らし「世界平和」を祈願した「東京ボーズコレクション法要」のようす。

8宗派の僧侶が「散華」(さんげ)を空中に散らし「世界平和」を祈願した「東京ボーズコレクション法要」のようす。

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 築地本願寺(中央区築地3)で12月15日、「虹を翔るお坊さん 2007東京ボーズコレクション」が開催され、1日で約1万5,000人(実行委員会調べ)が参加した。

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 同イベントは、「宗派や僧俗を超え、苦しみや悩みを超えてゆく道を求め、ともにつながって生きること」を具体的に実感してほしいとの思いから生まれた「縁起プロジェクト」の第1弾。代表的な仏教8宗派の僧侶が一堂に会し世界平和を祈願するなど、さまざまなプログラムが用意された。

 同寺本堂で行われた「プンダリーカ・ライブ」ではダンサーやラッパーのパフォーミングを皮切りに、日蓮宗の互井観章さんのお経ラップや、「親と子ども」についての仏教法話のほか、芥川龍之介著の「杜子春」をベースとした芝居にパーカッションやダンスなどを織り込んだ臨場感あふれるライブが行われた。

 初の試みとなる「東京ボーズコレクション法要」では、天台宗、真言宗、浄土宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗、浄土真宗の有志僧侶が特徴ある袈裟(けさ)や衣に身を包み、宗派ごとに舞台へ登場し、声明(しょうみょう)を披露。最後はパイプオルガンの音に合わせ全宗派が舞台上に会し、ハスの花びらをかたどった色とりどりの「散華」(さんげ)を空中に散らし「世界平和」を祈願した。会場内は、舞った「散華」に手をのばす観客の歓声に包まれた。

 同実行委員長の松原功人さんは「すべてはつながっている。相手を思いやりみなさんが幸せになるよう、また世界が平和になるよう共に歩んでいきたい」と語った。

築地本願寺で「東京ボーズコレクション」-8宗派の僧侶が会見(銀座経済新聞)東京ボーズコレクション

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