奄美大島出身アーティスト、プランタン銀座で個展-皆既日食に合わせ

皆既日食を題材にした新作「幕開け」(版画10号=18万9,000円)

皆既日食を題材にした新作「幕開け」(版画10号=18万9,000円)

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 プランタン銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-0077)本館6階アートギャラリー「ギャルリィ・ドゥ・プランタン」で7月28日より、日本国内での観察が46年ぶりと話題を呼ぶ「皆既日食」を記念した嘉納学個展「奄美の宙から」を開催する。

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 今月22日に迫った皆既日食は1963(昭和38)年に北海道東部で観測されて以来46年ぶりに見られる珍しい現象。「エクリプスハンター」と呼ばれる皆既日食を追って世界中から集まる皆既日食マニアや天文マニアの間では数年前から騒がれ始め、旅行会社のツアー企画や芸能人の参加などでメディアでも取り上げられ話題を集めている。国内では奄美大島北部、トカラ列島、屋久島、種子島南部などで皆既日食が見られ、全国でも部分日食を観察することができる。

 1965(昭和40)年、奄美大島龍郷町生まれの嘉納学さん。幼いころから海に慣れ親しみ、20代でダイビングインストラクターとして活躍、20代後半からはカメラマンとして海外を中心に水中撮影も手がけてきた。現在は奄美を拠点に写真家、画家の両方の視点から制作するアーティストとして幅広く活動を行っている。

 嘉納さんは生まれ育った奄美大島の海や月などの自然とそれらが持つ神性をテーマに、写真、絵画、グラフィックを融合させる作風が特徴で、同展では新作を含めた約30作品を紹介。「皆既日食を世界が生まれ変わる瞬間ととらえ、神聖な気持ちで作品を創作した」(嘉納さん)という「幕開け」(版画10号=18万9,000円)など皆既日食を題材にした5作品も展示する。

 嘉納さんは「いま注目の皆既日食を機に、生まれ育った奄美大島の魅力がたくさんの方に伝われば」と話す。 営業時間は11時30分~20時30分(日曜・月曜は19時30分まで、最終日は18時30分まで)。8月3日まで。

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