松坂屋銀座(中央区銀座6、TEL 03-3572-1111)2階に4月29日、服飾雑貨総合のファストファッション新業態「エスペランサマーケット」がオープンする。運営は神戸レザークロス(神戸市長田区)。
「ESPERANZA(エスペランサ)」は 1966(昭和41)年、銀座に1号店をオープン。その後、SIBUYA109や地元神戸でファンをつかみ全国展開に力を注いできた。同社は「最先端のファッショントレンドを世界中のどこよりも早く安く提案する」のを売りに、値ごろ感とファッション性の高いレディスシューズを中心とした服飾雑貨を展開してきた。
松坂屋側からの誘致を受け新たに出店する同店の売り場面積は約330平方メートル。シューズコーナーにはガラスの靴を集めて作られたシャンデリアを飾るほか、エントランス部分には1~2メートルのハイヒールのオブジェやマネキンのほかLEDが点滅するカラーパネルを配し、明るい空間を演出する。
展開商品は「SHIBUYA109のテイストも残しつつ」(同社広報担当の蘆田さん)、20歳~アラサー世代などの来店を見込む「エスペランサ」、中高生を対象とする「ボニータ」、高校生向けスポーティーライン「シャルマン」、国産キッズブランドのセレクト「トドラー・キッズ」、バッグ・帽子・ベルトのファッション小物「オーバー タッシェ」、アクセサリー「グランド エッジ」、ソックスインナーショップ「ドール キス」など6業態と、海外で評価される自社ブランド「ちゃけちょけ」、レザーシューズを中心としたセレクトブランド「エスパシオ」。
同社初ブランドとなるオーダーシューズゾーン「Only One Shoes Salon(O2S2)」では、ヒールの高さやネイリスト有資格者による手作りのデコレーションヒールなど、スタッフのアドバイスを受けながら選べるもスペースを設ける。同社は「単に低価格とスピード感を重視するだけではなく、日本の製造業を使った新しい価値観もテーマにして違いを出す」と意欲をみせる。
価格帯は1,500~2,900円を中心に、エスペランサのサンダル=5,000円~、ブーツ=1万2,000円~など。「目玉」はトレンドデザインを入れた「1,900円のスニーカーコーナー」だという。同日、米・ファストファッションブランド「FOREVER21」も同店1~5階に旗艦店をオープンする。
営業時間は10時~20時。